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第一話【Scene12:ページの奥にあるもの】
その夜、レオがノクスを開くと、新しいページが生成されていた。
そこには、こんな言葉が記されていた。
《魔導書は、読む者に応じて中身が変化する》
《人格とは、ページ数の増加によって発生する》
《本を閉じること。それが最大の防衛である》
それは、魔導書という存在そのものの“取扱説明書”だった。
「……やっぱりお前、普通じゃないんだな」
『当たり前だろう。禁書だからな。だが安心しろ。お前はすでに“普通”から外れた』
「おい、俺は普通なはずだ!極度の落ちこぼれだが…」
『安心しろ、だから私は、お前と契約したのだ』




