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いつもの朝

目が覚める。

取り敢えず枕元のスマホを手探り。電源ボタンをオン。画面が立ち上がる。

8時3分。どう見てもヤバい。

体を無理やり動かす。取り敢えず洗面所へ。歯磨きをして顔を洗いながら髭を剃る。お次は朝シャン、しないと天パは詰む。

ドライヤーで乾かしながら髪を梳かす。急いで部屋に戻りスマホを引っ掴みバッグも取る。ついでに時間を見ると18分。

ヘルメットを被り部屋を出、階段を下りながら手摺に足をかけ飛び降りる。下にあるバイクにスポッと跨がる。毎日やっているので慣れたものだ。

スマホをハンドルの中央にかざす。クラッチを握りながらアクセルを回し発進。飛ばす。じゃないと間に合わないからな。

 

 

 

駐車場の端に停める。いつもの定位置。

降りてスマホを取り出す。48分。予想通りギリギリ。

走る。履き替える。走る。

教室の後ろのドアを開ける。丁度チャイムが鳴る。ジャスト50分。

ドアの前でだべっていたクラスメイトが話しかけて来る。

「おう実星、なんだ、今日も遅刻ギリギリか?」

答える。

「ああ、なんとか間に合ったよ」

そのまま席に付く。名前も知らないクラスメイトとの会話なんてこんなもんだろ。窓側の後ろから2番目の席。

いつもの、なんの変哲もない日常。




「……は? あの実星が喋った?」

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