番外編
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ロゼリアは独立を考えてる。
「なぜ……それを? 誰にも言ったことなかったのに……」
「言わずとも、わかる」
「そうでしたね……あなた様は、たとえ神眼が使えずとも、その目で全てを見通せるのでした」
彼女の最近の動向や、街の人たちの噂。
そして……ここの職員たちの態度から総合すると、ロゼリアは独立してしたいことがあるのだと、推察できた。それだけだ。
「何をしたいと思ってるんだ?」
「……冒険者になるための、教育訓練機関を作りたいんですわ」
ロゼリアが自分の大望を語る。
「我々ギルドができるのは、冒険者になるためにやってきた人たちへの支援だけ。わたくしがしたいのは、なりたくても、何らかの事情でなれない、そんな人たちに……援助ができたらと思ってるのですの」
確かに親がいない、金が無い、それらの理由で、冒険者にそもそもなろうとしても、できない連中はいる。
その前にくたばってしまうやつらがな。
「未発見の才能の花を、枯らす前に、手を加えたいというのだな」
「はい。ただ……」
「金が足りない、だろう?」
「……はいですわ」
だろうな。
ロゼリアの語る夢を叶えるためには、初期資金が必要となる。それも、かなりの額の。
ロゼリアが最近動いてるのは、資金を援助してもらうためだろう。
「活動を、理解して貰うのは難しいですね」
「だろうな。リターンが保証されてるわけではない」
育つかわからない芽に、水をやる行為に等しい。
もしかしたら地面の中で腐ってしまい、水をあげても意味が無いとなるかもしれないのだから。
それに……冒険者のための教育機関は、この世界にはない。
やるなら世界初となろう。……前例がなければ、出資する側としても不安になるのはしょうがない。
「ロゼリア」
俺は、ロゼリアに言う。
「おまえはクビだ。今日限りで、天与を出て行け」
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