番外編 ある男
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
明くる日、俺は朝食をとっていた。
いつも俺に料理を作ってくれた大事な家族は、今王都でビシバシと鍛えてもらっている。
でもとても充実した毎日を送っている、ということを母親経由で聞いた。
きっといい料理人になることだろう。
「…………」
「少し、寂しいんですね?」
俺の妻、フレデリカのやつが、俺にコーヒーを持ってきて言う。
「そんなわけあるか」
「でも寂しいって言ってしまったら、あのこは帰ってきてしまうから、決して口にはしない。わかってますよ、妻ですからぁ!」
どややぁ……とフレデリカが胸を張る。
こいつは何歳になっても、母になっても、会ったばかりの頃と何も変わらないな。
「…………」
俺はコーヒーを飲み終えて、立ち上がる。
すっ、とフレデリカが俺の後ろから付いてきた。
「なんだ?」
「お出かけなのでしょう? お供しますとも」
「勝手にしろ」
フレデリカには出かけることも、行き先も告げていない。
……だというのに、屋敷の前には馬車がすでに用意してあった。
「一流のメイド妻は、主が出かけそうになってる気配を察し、事前に準備をしておくものです♡」
「……ご苦労」
犬耳と尻尾を出して、ぶぉんぶぉんと動かしまくるフレデリカ。うっとうしいやつだ。
俺は馬車に乗り込む。
「ところでどちらに向かうのです?」
「ああ、奴隷鉱山にな」
「奴隷鉱山……まさか?」
「まあ、そのまさかだ」
俺はこれから人に会いに行こうとしてる。
……俺を追放した、男の元へ。
【★大切なお知らせ】
好評につき、連載版をスタートしました!
タイトル変更してます!
『 追放され闇落ちする悪役貴族に転生したので、チートスキル【努力】で最強を目指す〜ゲーム中盤で退場したくないので必死に努力した結果、主人公より強くなったうえ原作ヒロイン達からめちゃくちゃ溺愛されてる』
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