番外編 信頼
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺は着替えて、食堂へと向かう。
その前に、俺は厨房へと足を運ぶ。
ノックせず、中に入る。
「ふっ、はっ、ふぅ……!」
厨房で鍋をふるっているのは、リリ。
獣人で、料理長の娘だ。
彼女は真剣な表情で料理を作っている。
「や、旦那様」
リリの母親、ララが、厨房入り口に立っていた。
腕を組み、リリが料理を作る姿を見ている。
「料理の準備は?」
「順調さね」
「そうか」
ララは何もしていない。いや、娘に全てを任せている。
娘が、最高の料理を作ると確信してるから。
帰ろうとすると、ララが苦笑する。
「あの子に何か、ねぎらいの言葉をかけてやれば良いのに」
「必要ない」
そう、必要ないのだ。
なぜなら、俺には見えているから。リリの努力が、そして……結末が。
「ふふ、やっぱり旦那様は、お優しい人だ」
ララが朗らかに笑う。
「優しい? どこがだ。ねぎらいの言葉一つかけない男だぞ?」
「頑張れ、なんて言う必要がないって、わかってんだろう? 何も言わずとも、リリは最高のパフォーマンスを発揮し、凄い料理を作って、信じてる。だから、何も言わない。だろう?」
……やれやれ。
フレデリカといい、俺の周りの連中は、俺の言いたいことを察する能力に長けすぎてはいないだろうか。
「後は任せるぞ。客に、失礼の無いようにな」
「仰せのままに」
【★大切なお知らせ】
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