番外編 がんばった超勇者
家族で食事をとった後、俺はギルド、天与の原石の職員寮へと足を運んでいた。
そして、俺はやつの部屋を訪れていた。
「おお! アクトさん! ひさしぶりだぞ!」
赤髪の少年が、笑顔で俺を出迎えてくれた。
こいつはローレンス。
かつて俺のもとで働き、勇者として活動していた男だ。
魔王との戦いの後落命……したはずが、なぜか少年に転生し、また天与の原石で働いてる。
「夜分にすまないな」
「全然かまわないぞ! どうぞどうぞ!」
ギルドに所属してるものたちには、全員、寮の部屋があてがわれている。
好きに使っていいと言っているのだが、ローレンスはあまり内装をいじってないようだ。
ちゃぶ台をはさんで座る俺たち。
台の上に、俺はおみやげのまんじゅうを置く。
「おお! まんじゅう!」
「土産だ」
「ありがたくいただくぞ!」
ローレンスは箱を破って、中身の酒蒸しまんじゅうを食べる。
うまうま、とおいしそうにほおばっていた。
「酒が恋しいな!」
「未成年だろうが貴様」
「うむ! そうだな! でもアクトさんはさすがだな! 酒大好きなおれのために、酒蒸しまんじゅう買ってきてくれるなんてな!」
「たまたまだ」
どうして、俺の周りには、こうも察しのいい連中が多いんだろうかな。
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