番外編 娘見守る父
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
フレデリカと旅行に来ている。
風呂上がり、俺が泊まっている部屋のリビングスペースにて。
通信用の魔道具を使い、俺は娘である、ヘンリエッタに通話をかけていた。
『パ……んんっ、ど、どうしたのじゃ、父上? こちらは大事ないぞ?』
……やれやれ。思った通りだ。
声の感じから、焦っていることがわかる。
「エッタ」
ここで俺が介入することは簡単だ。
だが俺は引退し、娘にギルマスの座を譲った。そして彼女はそのことを誇りに思ってる。
彼女が頼ってこないということは、自分で何とかしようと、頑張っている最中。
そこに水を差すのは、あまり好ましくない。
「ローレンスのやつは元気か?」
『え、あ、ああ……まぁの。元気じゃ』
「そうか。何かあれば奴を頼れ」
『! ぱ、パパ……』
「それだけだ。じゃあな。がんばれ」
俺は通話を切る。
通信用の魔道具で、今度はローレンスにかける。
「俺だ。……ああ。娘が頼ってきたら、応えてやってくれ。ああ、頼む」
通話を切る。あとは……まああと2,3人に声をかけておく。
「マスター。お仕事ですか?」
振り返るとそこには、バスローブ姿のフレデリカがいた。
あきれたようにため息をつく。
「娘と通話してただけだ」
「左様ですか。親バカも、ほどほどにしてくださいね」
フレデリカは余計なことを聞いてこない。
いつもウザいくらいに構ってほしそうにするのに。こういうときだけ、空気を読み、あえて触れてこないところはさすがだ。
とはいえ、気にしてるだろうからいちおう言っておく。
「エッタとその仲間が必ず問題を解決する」
「ふふ、そういう未来を、あなたの目が映してるからですか?」
フレデリカは俺の隣に座り、左目をなでてくる。
「いや、信じてるのさ」
娘や、俺の作ったギルド、そして若き才能の原石達を。
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