番外編 イイ部屋
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
満天星ホテルの支配人、スターライト。
もと天与の原石のギルド構成員だった。
やつは戦闘よりも、商才と、そして設計の才能があったからな。
商業ギルドを紹介したのだが……。
まさか、ここまでデカいグループの、総支配人になってるとは。
「俺も鼻が高い」
「うひゃああ! うれしいわぁ……! アクトはんにほめられて、うちもううれししゅーって……うぐ……ぐす……うぉおおお!」
うるさい女だ。
どうしてこうも、俺の周りにはうるさい女があつまるのだろうか。まったく。
「部屋に案内してもらえるとうれしいのだが?」
「せやな! 今案内するわ!」
そういって、スターライトはホテルの中を案内した。
箱の中にいれられ、そのまま上へと移動した。
「スターライトよ、この箱はなんだ?」
「魔法エレベーターいいますわ」
「ほう、聞いたことないな」
「最近帝国が開発した、新しい魔道具ですわ。魔法の力で、この箱を最上階へ、ものごっつ早いスピードでお届けしてくれるんよ」
ちーん。
扉が開くと、ほぅ……もう最上階に到着したのか。
そしてエレベーターをおりたあと、俺たちは部屋に案内された。
といより、エレベーターのまんまえにドアがあった。
「最上階はVIPルームでさぁ、この日のタメにつくったんや!」
……ほぅ。
中は今まで見たことないくらい、豪華な、そして広い部屋があった。
王の寝所かと思ったぞ。
「すごい……部屋ですね……マスター」
「ああ。しかし、この日のためとは?」
スターライトは胸を張って、得意げに説明する。
「いつかアクトはんが、嫁はんつれてここへきたとき! 泊まってもらうために! 作った部屋ってことや!」
「……ほぅ。では、ここを使うのは」
「アクトはんたちが初めて! てゆーか、この部屋アクトはんのお部屋やから! いつ来てもええでー!」
……やれやれ。
さすがの俺も驚いてしまった。
まさか、いつくるかわからない、俺のために、ここまでの部屋を用意しておくとは。
「しかし俺が来なかったらどうするつもりだったのだ?」
「来はるでしょ? 絶対。だってアクトはん、そーゆーひとやん?」
……ふん。
まあ、たしかに。スターライトほか、出て行った奴らの様子は、定期的に見て回ってるが(引退したあとに)。
「冷たいのは表面上で、うちらわかってるから。アクトはん、すんごい優しいひとやってさ」
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
新作投稿しました!
タイトルは――
『伝説パーティの最強おっさん、序盤の街で優雅に暮らす~スキル器用貧乏のせいで村を追放された俺、最難関ダンジョンをクリアし故郷へ帰る。馬鹿にした連中が正体を知ってすり寄ってくるけど相手にしません』
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