173.血風
【★☆★読者の皆様へのお知らせ★☆★】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
勇者ローレンスと魔王ドストエフスキー。
互いの意地を駆けた最後の戦いを繰り広げていた。
超再生能力を失ったドストエフスキーは、とにかく手数で押してくる。
人間が目視できるレベルを超えた数の触手が、ローレンスに襲いかかってくるのだ。
だがローレンスもまた人外レベルの速度で動き、回避し、そして触手を払っていく。
だが所々うち漏らしが発生する。
魔王が死毒の触手から、先端部分を刃に変えたのだ。
触れれば即死とならない。
あえて危険レベルをさげたことで、ローレンスの危険意識からはずれるようにしたのだ。
先端がかすめても、せいぜい、少し出血するだけ。
だがそれが規格外の数襲いかかってきたらどうだろう。
それは一つで即死に至ることはできないだろうが、しかし何度も攻撃を加えれば、ローレンスも死んでしまう。
超勇者は人間を超えている、とはいえ、命ある生き物なのだから。
「ぐぅ……!」
「ローレンス! 足が……!」
右足が吹き飛ぶ。
すでに左腕も消し飛んでいるため、これで右腕左足しか無事じゃない。
足は削れた。これでは、敵の攻撃はかわせない……。
「ぬぐうぅううううううううううううううううううううううん!」
だが、ローレンスの早さは変わらなかった。
足が一本になろうと、腕が1本しかなかろうと、彼の進撃はとまらない。
血が、飛ぶ。
触手が肌を、肉を削る。
ローレンスは風のように走ることで、まわりに赤い風を起こしていた。
そして……ローレンスは、おかしいレベルの触手の群れをぬって……。
「セヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
大上段からの、大剣の一撃を加えた。
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
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