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第3章 魔力数と適性を調べるそうです

目標はできれば毎日投稿…今後が不安です

「ようこそおいでくださいました勇者様、これから魔力数と魔力適性を測定します」

黒いローブに先端に宝石のような杖を持つ、いかにも『魔法を使います』といった風貌の初老の男性がそう言った。

「よろしくお願いします」

「では、そこの椅子に座ってください」

椅子に座った俺に対し、男は杖をかまえてこう言った。

「この者の根源を示したまえ」

「っ…」

触られているわけではないのに、全身を軽くなでられているような嫌悪感に襲われる。

「魔力適性…雷…魔力数…じゅ,10万!?」

目の前のVRモニターのようなものに俺の測定結果が出ている。

魔力数の部分で驚いているがそれはすごいことなのか?

「驚いたな…今まで魔法の存在を知らなかったのに魔力数が10万もあるとは。一般人は20あればいいほうで、魔法の天才といわれるものでも最初は1万もない程度だ。それを最初から10万あるとは…もちろんこれから訓練することでより魔力数を上げることも可能だが、初期値が高いのは素晴らしいことだ」

一緒にいたジャッカルが解説してくれる。

どうやら俺は魔力数の初期値がとても高いらしい。

「魔力適性は雷…か。嫌なことを思い出す」

それは遠い過去で今の俺の始まりの光景。

最も思い出したくない記憶であり、最も覚えてなければならない記憶。

幼き俺、窓に打ち付ける雨、雷鳴により照らし出される父さんの…

「…い殿、慧殿!」

「っ!?」

一瞬意識が飛んでいた。

「すまん、ジャッカル…さん。少し嫌なことを思い出して…」

「体調不良はないか?この後はいくつかの説明と魔力路を使えるようにする儀式を行う」

勇者ってのは忙しいもんだな…



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