第27章 模擬戦をもう一度
仕事が休みなのでたくさん投稿しようと思います。
「…朝…か」
精神世界…というか夢でも訓練した割には体に疲労感は残っていない。
「やれることはまだまだある…頑張るぞ!」
そうしてまた俺の修行の日々が始まった。
「私ともう一度模擬戦がしたい…と」
「お願いします!」
ジャッカルさんに模擬戦を申し込んだ。
身近にいる中で一番強いのはジャッカルさんだ。
忙しいとは思うが今の自分の実力を測るにはちょうどいいと思う。
「わかった。では私は模擬剣を使うが、君はデュランダルを使ってもよい」
「わかりました」
そうして俺はデュランダルを展開する。
これも成長…の一環なのだろうか。
俺はデュランダルを一瞬で展開できるようになった。
「聖剣を徐々にながら使いこなすことが出来ているようだな…いくぞ」
「はい!」
今回はジャッカルさんから踏み込んできた。
あらかじめ身体強化と感覚強化を発動しておき攻撃に備える。
以前の俺では知覚することすらできなかったであろう攻撃が見える。
なにより…
「デュランダルより遅い!」
「なにっ!?」
俺はジャッカルさんの攻撃をかわしカウンターを放つ。
「実に素晴らしい!まさかカウンターできるようになるとは!」
そんな一撃はあっさりと躱された。
だがここで終わりではない!
「まだ終わりではない!『ライトニングスラッシュ』」
俺の攻撃をかわし不安定な態勢になっているジャッカルさんに斬撃を放つ。
「続けてすばらしい追撃だ!」
称賛しながら俺の攻撃を迎撃するジャッカルさん。
模擬剣で、しかもあっさりと迎撃することが出来るジャッカルさんは別格だ。
だがこの手には最後の一手が残っている。
「!ここだぁ!」
一気に加速しジャッカルさんに肉薄する!
「『エンドジブル・スラッシュ』」
あの時はなった至高の一撃、それをジャッカルさんに放つ!
「!?この一撃は」
いける!このコースなら直撃…
「…え?」
俺の一撃はジャッカルさんをとらえ…ることはできずそのまま隣で空振る形になった。
「まさかウィンドアーマーを使わされるとは思わなかった…」
そのままジャッカルさんに模擬剣の腹で頭を叩かれた。
「私が使う上位魔法…風の力で相手を少し動かし攻撃を空振りさせる。私の得意な魔法だ」
卑怯な力だ…
「しかし勇者殿は強くなった。ここまで強くなるにはつらい鍛錬を繰り返したのだろう」
模擬剣を腰に戻し、俺の頭をなでる。
「次の遠征に参加してもらおうと思う。…死ぬんじゃないぞ」
「っ…はい!」
俺は気を引き締めて返事をした。




