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第26章 聖剣式訓練方法

とりあえず今日の投稿はここまでとします。明日は休みなのでもう少し話を進めたいところ…

「デュランダルを使いこなす…どうすればいいのだろうか」

訓練を終えて部屋に戻った俺は考える。

魔力の運用方法は使っていくうちにわかっていくだろう。

だが、それだけがデュランダルのすべてではない…気がする。

「うーむ…」

ジャッカルさんに聞いてみるか…

『勇者よ…』

ん?今あの時聞こえた声がしたような…

『勇者よ…聞こえているのならば返事をしなさい』

「気のせいではない…のか」

昨今の聖剣は語り掛ける機能がついているのか…

『私を使いこなしたいのでしょう?』

「…そうだ、俺は強くならなければならない」

『ならば眠りなさい。私が直々に指導してあげましょう』

「え?…なん…」

話している途中に急に眠気が来た。

そんなに疲れていただろうか?それとも聖剣が何かしたのだろうか。

俺の意識はなくなっていった。


『ここはあなたの精神世界…ここでならあなたと対面することが出来る』

目の前に広がるのは雨が降り雷が鳴る不毛な地帯だった。

「こんなのが俺の精神世界なのか…」

少しショックなものだ。

『私を呼び出すことはできましたが、まだまだ私を使いこなすことが出来ていません』

「…」

『私を使いこなす』という言葉から目の前の女性はデュランダルなのだろう。

腰まで伸びた金髪に青いドレス、胸元には赤い宝石が輝いている。

しかし、その姿には何か懐かしさを感じた。

日本にいたころにこんな人に会ったことはなかった気がするが…

『構えてください』

「!早速か…」

俺は剣を…って剣がない。

『念じれば出すことが出来ますよ』

「…」

念じると俺の手元にデュランダルが現れる。

『いきます…』

「っ!」

一瞬瞬きをした後、目の前には剣が迫っていた。

それを俺は受けようとするが…

『甘いです』

「がはっ!!」

先ほどまで攻撃が来ると思っていた場所に剣はなく、俺の脇腹を激しく切り裂い…ていない。

「斬られたのに…殴られた感じだ」

『当然です。今のあなた程度であればいくらでも切り刻むことが出来ますが、それで訓練が終わるのはもったいないです』

確かに…しかし先ほどの一撃は全く見えなかった。

『雷の魔法に適性があるあなたはスピードが命です。まずは私のスピードについてきてください』

そういって俺の目の前から一瞬でいなくなった。

「どこだ…」

魔力による探知を行う。

いるのはわかる…わかるがあまりに速く動きすぎていて捉えることが出来ない。

『背中ががら空きです』

「ぐふぇっ!」

背中を叩かれて地面にたたきつけられる。

『あなたはまだ魔力探知だけで私をとらえようとしている…無謀というものです』

魔力探知だけ?

それ以外に相手を補足する方法…

『わからないのであればヒントをあげます。あなたは今までの戦闘で力が足りなかったときはどうしていましたか?』

「力が足りないとき…」

むしろ今まで俺の戦闘で力が足りていた時なんてあっただろうか…

生身の俺では足りないから魔力で強化して…

「そうか…魔法で強化できるのは身体能力だけではない」

五感も魔力で強化してそれぞれの精度を高める…できるのだろうか

『ここはあなたの精神世界…何をやろうと死にはしない。いろいろ試してみると良いと思います』

デュランダルのお墨付きももらったことだし、やってみるか。

「…」

集中する…

五感のうち視覚、聴覚、触覚を強化する。

すると視界が広がり…音がより鮮明に…自分に纏わりつく風を感じることが出来る。

『それでは…行きます』

「っ!」

デュランダルの姿が消える。

いや、消えたわけではない…

音的や風の感覚的に右に大きく動いたことがわかる。

視線を右に向けるとこちらに踏み込もうとするデュランダルの姿が見える!

「ここ!」

相手の斬りつけるであろう場所に剣を構える。

『………見事です』

何とか鍔迫り合いに持っていくことが出来た。

『あとは身体強化と感覚強化を並行して行えるようになることですね』

俺のデュランダルはあっけなく弾き飛ばされた。

「ありがとうデュランダル…俺はこれでまた強くなることが出来る」

『…』

そんな俺の発言をデュランダルはどこか懐かしむように見ている。

「…あれ…なんだか力が抜けて…」

なぜそんな目で見ているのか聞こうとした俺の意識は徐々に薄れていく。

『やは……なた…れ…の…もなん…ね』

最後にデュランダルが何と言ったかを俺は聞き取ることが出来なかった。



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