催眠術師に、私を“殺人鬼”だと暗示をかけられた!?
___私は、子供の頃から人の話を信じやすい子供だった。
だからね? 大人になっても、仲のいい友達からお金を貸してほしい
と言われれば、私は迷わずその子がお金に困っていると思って手元に
あるだけのお金を渡したりするのだけど、、、?
___結局、その子からお金を一銭も返してもらう事はなかったわ。
___他には?
私が密かに想っていた男の子を、高校生の時に私が親友と思っていた
女の子に取られてしまう。
私は、ずっと彼の事が大好きで、親友のその女の子だけに話していたのに。
気が付けば、私から彼を奪い取られていたの。
・・・そもそも、誰でも直ぐに信じてしまう私が悪いと!
両親に言われた事もあるわ。
両親は、私の事なんか! どうでもいいと思っているのよ!
___でも! 2つ上の姉は違ったわ。
姉だけは、血の繋がりもあるし! 何でも話していいと思える人だった。
私が、間違っている事を言うと? 直ぐに叱ってくれたり。
心配してくれたり、“唯一の信頼できる人だったのよ!”
・・・だけど?
姉は直ぐに結婚して家を出て行ってしまった。
___もう、私の話を聞いてくれる人はいないわ。
姉だけが、唯一信頼できる人だったのに、、、。
▼
___それから、私は直ぐに家を出て一人暮らしを始めたの!
仕事場での私は、真面目で一通り仕事ができる女性として見られて
いたんだと思う。私が誰かに相談どころか? 相談される事の方が
多かったしね!
___そんな時の私は、【建前上】の話をして相談に乗っていたわ。
そうすると? 相談してきた女の子達もなんとなく安心してくれる
みたいで。 いいのか悪いのか? 最後に、“ありがとう!” って
言って帰っていくの。
テレビやネットで見た情報を、あたかも実体験のように話している
だけなのに、、、!
___それよりも!
誰か? 私の相談にも乗ってほしいわ!
・・・そんな時に、電話で占い師が悩みを聞いてくれるという
事をネットで見つけて! 私は早速電話をしたの!
___1分100円から相談に乗りますと書かれていたわ。
私には、迷いがなかったのよ!
電話をすると? 優しそうな年配の女性の声が聞こえたわ!
『___あなたのお悩みはなんですか? なんでもわたしがあなたの
相談に乗りますよ!』
『・・・あぁ、ははい! それが、、、。』
___こんな、はじまりからずっと毎日、電話をするようになってね!
朝から晩まで、その占い師の言われた事だけを信じて生活するように
なってしまったの! だから、仕事も行かなくなったし、、、!
家では、その占い師にずっと電話している状態が続いたの。
・・・そうしたら?
凄いお金の請求書が届いたわ!
『___ええっー!? 何? この金額!? こんなお金、どうやって?
支払うのよ!』
___それで、私は電話での占いはやめたの。
▽
私はそれから、知り合いの人から “催眠術師” を紹介されたわ!
今まで、コンプレックスに思ってきたことや苦手なモノを克服する
ように、催眠術師に暗示をかけてもらったのよ!
___私は簡単に、催眠術にかかったの!
元々、信じやすい性格が良かったのかもしれないわね。
そこから、私は催眠術に完全にハマってしまったの!
はじめのうちは、苦手な食べ物を克服する事ややった事
がない事が出来るように暗示してもらう事だったのだけど、、、?
___次第に、催眠術師は、、、?
私に、変な暗示をかけるようになったの。
『___炭谷さん! この写真をよーく見てください!』
『・・・はい』
『___この人達は? 貴女を深く傷つけた人達です。』
『・・・はい』
『___だから、【復讐】をしましょう!』
『・・・はい』
『___そうです! 貴女はこの人達を皆殺しにしますよ!
いいですね! 必ず、復讐してください! 必ずですよ!』
『・・・はい』
*
___私は、催眠術師に暗示をかけられて。
その日の夜、見たこともないこの人達に、私は復讐をし!
皆殺しをしてしまった!?
手にはピストルを持って、深夜みんなが寝静まった時間に
家に、予め受け取っていたスペアキーで玄関のドアを開けて
そっと、足音を立てず家に忍び込んで、一人一人! 頭にめ
がけてピストルの引き金を迷わず撃ったのよ!
___そして、私は暗示をとかれる事なく!
そのまま、警察に捕まったの!
私が捕まった時には、催眠術師は海外に逃げていたわ!
私は、死刑となった。
【___私が学んだことは? 人の話ばかり、信じちゃダメって事よ!
私は私! 誰でもないのよ! どんなことにも立ち向かわなくちゃね!
それが、出来なかったから? 私は死刑なるのよ。】
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