マスターチーフ (XBなど HALOシリーズ)
☆チーフではないのにチーフと呼ばれる理由☆
「HALO」シリーズは、
遠い未来、「コヴナント」と呼ばれる異星人と、
人類との戦いを描いたSF作品です。
その主人公である「マスターチーフ」は、
対コヴナント専用の強化人間部隊「スパルタンII」の最後の生き残りで、
人類最強の戦士として登場します。
敗走を続ける地球軍にとっては最後の希望であり、
コヴナント軍には「悪魔」と呼ばれ恐れられる存在です。
「チーフ」と呼ばれてはいますが、
ゲーム中、彼は特別味方に指示を出すような立場にはありません。
彼の役目はもっぱら戦闘の最前列に立ち戦うことです。
上層部からは無茶とも思える過酷なミッションを出されますが、
彼はそれを次々とこなしていきます。
だからこそ上層部からも一般兵からも信頼される存在で、
故に、自然と「チーフ」と呼ばれるのです。
こんなシーンがあります。
地球軍の前にコヴナントの巨大兵器が現れ、
恐れをなした若い兵士が勝手に撤退しようとします。
それに対し隊長である軍曹はこう言います。
「いいかよく聞け。
これからチーフがタンクに乗って橋を渡り、
邪魔なエイリアンどもを片っ端からぶっ飛ばす。
お前達も同行し、援護しろ!」
チーフはこの後軍曹の言葉通りタンクでコヴナント軍を蹴散らし、
巨大兵器も破壊し、見事に勝利を手にするのです。
チーフを先頭に立たせ、活躍させることで、
部下の士気が向上することを軍曹は知っているのです。
特に小さな職場だと、
上司や先輩の退職や転勤などにより、
勤務期間が長い、とか、年齢が上、という理由で、
リーダーの立場に立たされることがあります。
指示を出しても下の者が言うとおり動いてくれず、
チームをうまくまとめられない、
自分は上に立つのは向いていない、
と思うこともあるでしょう。
しかし、リーダーだからと言って、
必ずしも後ろに構えている必要はありません。
仕事の最前線に立ち、みんなを導くのもまた、
リーダーとして重要な役割なのです。
あなたが仕事の最前線に立ち続ければ、
みんな自然に後ろからついて来てくれるはずなのです。






