始まりは森の中で
初めまして〜!
どうぞごゆるりとお楽しみください。
18/05/17 再編集済み
背中に燃えるような痛みを感じながら思った。
まだ、まだ死ねない。
だって、まだコスプレが完成してないーー。
目を開けるとうすらぼんやりした空間に白い球みたいなのがいくつかあった。
「お、ようやく意識が上がったか。よし、これで9人揃ったな」
「9人……?」
白い球の数を数えると8個あった。
なるほど、これは魂か。
自分を入れて9個。いや、9人。
「さて、本題に入ろうか。
ここにいる9人には今から行く世界で世界を創って欲しいんじゃ」
世界で、世界を創る……?
「土地はある。動物を植物もある。星もある。鉄鋼などもある。
ただな、文明が無くてな。人間を創り忘れてしまってな」
あぁ、なるほど。
「そこでお主らには始祖となってもらおうと思って。
転生してあちらに行くことになるのだが……。ふむ。だいたい16歳から開始することになるの」
んん?
あぁ、人間がいないから赤子から、というわけにはいかないのか。
「それでだな、人間を増やすにあたって、髪色、肌色、眼の色をカラフルにしたいんじゃ!
まぁ、地球に存在しない色を創ることは出来ないんだかな……。まぁいい。とりあえずこれを見よ」
〇髪色
・黒髪
・金髪
・白髪
・黒髪×金髪 栗毛
・白髪×金髪 赤毛
・黒髪×白髪 銀髪
〇肌色
・白色
・黒褐色
・黄褐色
〇虹彩
・ダークブラウン
・アンバー
・ブルー
・レッド
・ダークブラウン×アンバー ブラウン
・アンバー×ブラウン ライトブラウン
・ゴールド×ブラウン イエローブラウン
・アンバー×ヘーゼル ゴールド
・ダークグリーン×ライトグリーン ヘーゼル
・ダークブラウン×グリーン ダークグリーン
・ブルー×アンバー グリーン
・ブラウン×グリーン ライトグリーン
・グリーン×レッド グレー
・ブルー×レッド バイオレット
〇髪質
・ストレート
・ウェーブ
・天然パーマ
・猫っ毛
〇体型
・細め
・標準
・太め
〇身長
・高め
・標準
・低め
〇髪型
・(ベリーショート)
・ショート
・ミディアム
・(セミロング)
・ロング
眼の色の量が、すごいな。
これは少し、いや大分興奮する!!
「お主らには、髪色と虹彩は原色を選んで欲しい。好きなように組み合わせてもろうて構わぬ。
ではまず1番目。お主の性別は女性で頼むの」
ふよふよと私の右側にいた魂が前に進む。
〇髪色
・金髪
〇肌色
・黒褐色
〇虹彩
・ダークブラウン
〇髪質
・ウェーブ
〇体型
・細め
〇身長
・高め
〇髪型
・ロング
【名前:ソニア=シュナル】
「うむ。いってらっしゃい。それじゃ、2番目。男性で頼むの」
〇髪色
・白髪
〇肌色
・白色
〇虹彩
・ダークブラウン
〇髪質
・ストレート
〇体型
・標準
〇身長
・高め
〇髪型
・ロング
【名前:シメオン=レノー】
「う、うむ。まぁ、よし。いってらっしゃい。3番目。女性で頼むの」
〇髪色
・黒髪
〇肌色
・白色
〇虹彩
・アンバー
〇髪質
・ストレート
〇体型
・細め
〇身長
・標準
〇髪型
・ミディアム
【名前:メリチェイ=エーリンク】
「ふむふむ。いってらっしゃい。4番目。あー、男性で頼むの」
〇髪色
・黒髪
〇肌色
・黄褐色
〇虹彩
・ブルー
〇髪質
・ウェーブ
〇体型
・標準
〇身長
・標準
〇髪型
・ミディアム
【名前:オズワルド=ヴェーリン】
「おっ、ふむふむ。いってらっしゃい。じゃあ5番目は女性で頼むの」
〇髪色
・金髪
〇肌色
・黄褐色
〇虹彩
・アンバー
〇髪質
・天然パーマ
〇体型
・細め
〇身長
・標準
〇髪型
・セミロング
【名前:ドロテーア=ルーセ】
「うむ。いってらっしゃい。6番目じゃな。男性で頼む」
〇髪色
・金髪
〇肌色
・白色
〇虹彩
・レッド
〇髪質
・猫っ毛
〇体型
・標準
〇身長
・低め
〇髪型
・ミディアム
【名前:モーリス=シューア】
「うむうむ。いってらっしゃい。じゃあ、次は……えぇっと、」
「7番目ですね。女性ですか?」
「そ、そうじゃの」
〇髪色
・黒髪
〇肌色
・黒褐色
〇虹彩
・レッド
〇髪質
・ストレート
〇体型
・標準
〇身長
・低め
〇髪型
・ベリーショート
【名前:アドリアーネ=オールディス】
「お、よきよき。いってらっしゃい。じゃあ8番目。男性で頼むの」
〇髪色
・白髪
〇肌色
・黄褐色
〇虹彩
・レッド
〇髪質
・ストレート
〇体型
・細め
〇身長
・高め
〇髪型
・ショート
【名前:ユーイン=シリトー】
「ふむ。いってらっしゃい。最後じゃな。9番目。女性じゃの」
ついに呼ばれた。
組み合わせは決まっている。
〇髪色
・白髪
〇肌色
・黒褐色
〇虹彩
・ブルー
〇髪質
・ストレート
〇体型
・標準
〇身長
・低め
〇髪型
・ロング
【名前:ユリア=リーシェ】
「おぉー! よきかなよきかな。ではいってらっしゃい」
柔らかな光に包まれる。
見たことのない世界に胸を高鳴らせたーー。
目を覚ますと、辺り一面の木、木、木、木、あっ、人。
彼女は黒く美しい肌に、輝く金髪を揺らしながら、こちらに歩いて来た。
「えと、いらっしゃい? 私は」
「ソニア=シュナルさん、ですよね?」
「せ、正解。あなたは?」
「あ、ユリア=リーシェと申します! よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく。それで、他の人見なかった? って、今来たばかりか」
「まさか散らばっちゃいました?」
「そのまさかみたい……?」
ソニアさんと顔を見合わせて笑いあう。
黒曜石のような瞳が、とっても綺麗でユリア、ドキドキしちゃう。
ってそんな余裕はない!!
辺り一面の木。つまりここは森!
ていうことは……獣がいる!
喰われる!!!
「とりあえず、移動しません?」
「そだね。そうしようか」
鬱蒼とした森をひたすら歩く歩く。
ピタリ。
急に止まったソニアさんの背中に、勢い余って顔をぶつけた。
「ご、ごめんなさい。どうしました?」
「へ、蛇が……」
「蛇?」
私はそっと、ソニアさんの横から顔を出した。
蛇だ。
胴体の太さが人間二人分。
いやいや、君何食べてきたの!?
でかいね! おっきいね!!
幸いにも、でっかな蛇さんはこちらを見ていなかった。
「ソニアさん、逃げましょうか」
「そうだね。逃げようか」
ゆっくりと後退していく。
そろり、そろり。
ポキン
……。
バッキバッキに折ーれ!
「現実逃避してる場合じゃないよ、ユリアちゃん!! 走って」
ソニアさんに手を取られて、走る走る。
ひたすら走る。生きるために走る。
メ○スになりたい。
あぁ、地球での生活が懐かしい。
……そういえばここって異世界だよね。
あんなにでっかい蛇がいるんだ。
魔法だって使えるよね! ね!
というわけで、レッツチャレンジ。
走っていた足を止めて、蛇に向き直る。
「えぇっと、火花!!」
バーン!!
……あれれ?
小さくパチパチ弾けるのをイメージしたのに、大きく弾けちゃった。
おっかしいな。
振り返ると、ソニアさんが呆然としてる。
「ユリアちゃん! 山火事!」
はっ!! しまった!
前を見ると、蛇が炎に焼かれて、のたうちまわっている。
そのせいで、火が周りの木に燃え移っていた。
えぇっとな、
「にわか雨!」
ザーッ
にわか雨じゃなくて、土砂降りだぁ。
あっ、という間に消火された。
まぁ、山火事にならなくてよかったよかった。
主人公の魔力ぱないですね。
身長体系はこれからの生活によって変わっていきます。
髪型は編んだり括ったり、アレンジは自由!
だけど髪質はかえられないです。
こんな魔法使って欲しい、とかこんな動物登場させて! とか誰々にこんな髪型して欲しいっとかありましたらお声かけくださいませ〜!
髪型については文章頑張ります。
イラストとか描いてくださると嬉しいですね!