第71話 黄龍戦後編 ――――。
いよいよコウリュウが【ブレス】を放とうと口を大きく開けた時――上空から上顎へ、顎の下から二つの影が突貫する!
コウリュウにとってまったく警戒していなかった攻撃。しかも砲撃の瞬間にされ、【ブレス】は口内で暴発した!
ボッッグゥゥゥゥン!! というぐぐもった爆発音。硬い鱗ではなく体内への破壊光線は流石に効いたらしく、コウリュウはフラッと地面へ墜落した。
盛大な轟音を立てながら墜ちたコウリュウ。プスプスと口端から煙が漏れており、大ダメージは確実、意識が飛んでいるようだった。口の中もその奥もズタズタだろう。
……俺としてはLv7のブレスを体内に喰らって生きているこいつが信じられないが。
コウリュウの意識が飛んだからか、動きが止まったゴーレム。
それを蹴っ飛ばして遠くへホームランし、気休め程度の安全を確保した。地面全てが奴の操作対象だが、完成しているゴーレムは再起動までの時間が短いのだ。
さて、影の正体は俺達ではない。俺達はゴーレムの相手をしていたからだ。当然ながら、音速機動半自立稼働盾を掻い潜ってコウリュウにバレないように攻撃するなど、現状では不可能に等しい。コウリュウには索敵能力も強さ相応にあるからだ。
なら誰か。それは……今まで隠れて“場”を作り、絶妙なタイミングを見計らっていたミムラサキ、その部下達だ。
ミムラサキは“溜め撃ちブレス”後の大量放水【湖生成】にて、その放水に紛れて四聖獣の後ろ側に回っていたのだ。
ちなみにミムラサキ単独だと見つかるので、隠密特化の魔物の部下に手伝わせていた。
その後、四聖獣の注目とコウリュウの注目が俺達へ集まっている間に、彼女らは陣作成、そして抜群のタイミングの奇襲を狙っていたのだ。
大ダメージを与えることを成功させた二人の魔物が俺の元へやってくる。
一人は何度も顔を合わせた虫執事、決まった名前をカレイ。【軽業】で飛び上がり、下顎へ強力な蹴りを喰らわせたようだ。
世話役、側近でありながらミムラサキの部隊で五本の指に入る実力を持つと言うだけのことはある。
もう一人は腕が誇大化し、強靭な筋肉が布製の服から垣間見えるゴウキという者。オーガの変異体だ。
前世の伝承の鬼のように大柄で赤い肌、さらに二本の小さな角もあり、巨大な腕が大きな特徴的である。腕の大きさは通常の三倍近くある、それは俺の胴体を軽く上回る程だ。
こいつも総合69レベルと、ミムラサキの部隊でトップクラスの実力を持つ。所謂隊長格、その腕に見合った極大の一撃で前衛を務めているのだ。先程も、超巨大なコウリュウの上顎を殴り飛ばし、強制的に閉じさせていた。
「大将殿。作戦を完了いたしました」
「どうダ? なかなカのもンだろい」
先に喋ったのは虫執事のカレイ。
こいつは名付けによってクラスを得て、それを呼び水に変異という、リザクラと同じ現象が起こった。名付けで変異など滅多にないレア現象の多発は、まあ不帰の森だし置いておくとして。
変異したことで複眼が側頭部に行き、顔面はヒトに近い顔が出来上がっている。声帯も整い、滑らかに喋れるようになっていた。
一方後に話しかけてきた巨腕オーガのゴウキは豪快な性格で、名付け変異こそ起こらなかったものの、元々ヒトに近い魔物であることに加え、ミムラサキの【改造調整】で多少拙いながらも言語を解し話せる。
ちなみに、ミムラサキの部下達は俺の事を「大将」と呼んでいる。
全員で行った模擬戦で俺が実力を示したことや、一応ミムラサキの主であるという事。しかし彼らにとっての“王”は、忠誠を向ける相手はミムラサキただ一人であるという信念から、“主”などではなくこの呼び名が定着したようだ。
まあ上司みたいな認識なのだろうが、指示は聞いてくれるしそれで問題ない。
さて、話が横道にそれたが……こいつらにも伝えなければならない。
「さっきの一撃は文句なしの攻撃だ。タイミングもいいし、最善手だろう」
「オオとも。姫サマにまちがいはねぇ」
「姫様の導きに従い行動しただけでありますゆえ」
「やはりミムラサキの指示か。臨機応変に、なんていうイイ加減な役割をミムラサキは完璧にこなしたわけだ」
俺の言葉に二人は誇らしげである。だが、勘違いしてはいけない。俺が伝えたい本題はこれではないのだ。
「今までの敵はさっきの一撃で終わっただろうが……あいつはまだ生きているし、もう少しすれば動き出すぞ」
俺がそう言うと二人はバッと振り返り、墜ちたコウリュウを見る。そこにあったのは小さな山。
奴は気絶していた筈なのに、周辺の土を操り自身の体を覆い隠していたのだ。そしてそれこそが奴がまだ生きていて、本能的に生き残ろうとしている証であった。
少し休めば動き出してしまうだろう。
逃げることは……、出口の方の先を見れば、遠くに巨大な壁が見えた。数キロ先を塞ぎ、逃げられなくしているようだ。
簡単に穴を開けられるような分厚さではないようだし、それならコウリュウに集中した方が良い。後ろから攻撃されるのはまずいからな。
現状を再確認し、息を整え――俺は切り札、【寵愛の継承者】を使う。
全体的に黒髪であり前髪の一部にしかなかった銀髪は、そのまま黒髪を染める様に広がりすべてが白銀の髪へと変貌、その身から“白銀のエネルギー”を発生させる。
パワー、スピード、魔法出力、全てにおいて倍以上に跳ね上がる。溢れ出る巨大なエネルギーを統制し、そこに在るだけで荘厳な威圧感を醸し出す。
「次の作戦を伝える。簡潔にして単純、俺が一発デカいのを打ち込むから、その為の時間を稼いでくれ。溜めの間は俺は何も出来ない。そうだな……一分だ、それだけ頼む」
「っ、承知いたしました……相変わらずの迫力ですな」
少々引き攣った笑いをしている虫執事に苦笑いしつつ、力を溜める。技は新技ではなく、“溜め撃ち”【静寂への雷火】だ。
今回の戦いは溜め撃ちに縁があるなと思いつつ、一人なら隙があり過ぎて出来ない技の準備をする。
なぜマナの“溜め撃ちブレス”ではなく俺の【静寂への雷火】を使うかといえば、それはマナの収束技能があまり高くないことが理由だ。逆に言えば、俺の溜め撃ちは一点集中攻撃を可能とする。
もちろん収束にも大きな疲労を伴うが。
今コウリュウの撃破に必要なのは防御を抜け確実に致命傷を負わせる攻撃。リザクラの居合はサイズが足りず、メイレーの空間断絶は出力が足りず、そういう訳で俺が攻撃役を担うのだ。
俺は【念話】でミムラサキやメイレー達にも時間稼ぎを頼み、精神を集中していった。
そして……残り49秒の所でコウリュウが動き始める。ペキペキと殻を破る様に現れた奴に対し、先手必勝とばかりにマナとリザクラが仕掛けた。
マナが“ブレス”でコウリュウの横っ腹を狙撃し、リザクラが顎を切り落とさんと迫る。しかし、それより一瞬早く巨大な岩の盾を創造し“ブレス”をずらし、リザクラの居合を妨害する。
もちろんこれだけでは終わらない。虫執事カレイがカマキリの鎌から発生する刃【鎌鼬】で牽制し、オーガ変異体のゴウキが殴って体勢を崩させる。
コウリュウもされるがままではなく、大きく体を振って周囲に体当たりをしたり、全方位に岩の散弾をばら撒いたりしている。巨体の癖に動きが俊敏で、大質量故にそれだけで凶器だ。
その散弾でこちら陣営に一瞬の隙が出来た瞬間、奴はゴーレムを創造した。
数は――10体。
自爆のダメージも抜けきっていない様だし、余裕はないだろう。長期戦は避けたいはず……つまり、これが奴の全力という事だ。
残り43秒。
メイレーが空間転移で傍に移動し、念話で話しかけてきた。
『テラスの防御に専念するね』
実はさきの岩石散弾の流れ弾が俺の所にも来ていたのだが、それを防いでくれたのはメイレーだ。空間断絶で流れ弾を遮っていた。
そういうものに正確に対処するために、俺の近くに来たのだろう。作戦の要である俺が攻撃を喰らっては元も子も無いからな。
だが、普通に考えればそれは悪手。他の皆は絶えず攻撃を仕掛けているが、どう考えても手が足りてないのだ。
現場にいるのは四人、なのにゴーレムは10匹と、ゴーレムすら抑えるのが困難だ。
しかしメイレーがこちらに来た判断は間違っていない。なぜなら――
『壁際に移動して!!』
突如、俺達に【念話】で大声が響き渡る。声の主はミムラサキ、それにゴーレムへ対応していた四人が応え、ゴーレムを牽制しつつ瞬時にその場から離れる。
一瞬後、こちらへ向かってきていたゴーレムも、四人を追っていたゴーレムも全て――爆散した。
ババババ――と連続的に、地面もゴーレムも爆発する。衝撃はあまり拡散せず、その場に球体状に留まる姿はいっそ幻想的と言えた。
見たところミムラサキの部下、コウヘイという者の能力だ。オークの変異体で、脂肪の代わりに超強力な生体爆弾を備えている。
連続攻撃には向かないが、威力のみならマナの“ブレス”を上回る程であり、とても危険な能力であった。
ゴーレムの他に地面も爆発している所を見るに、他の隠蔽特化の部下と連携させ、地面へ爆弾を隠して埋め込んでいたか……。それに気づかずコウリュウはゴーレムを地面の土で創造、自爆機能付きのゴーレムの出来上がりという訳だ。
強力な地面の土からゴーレムを作ろうとするコウリュウの思惑を逆手に取った形だな。
まったく、いつの間に……。心理状態から細かな所に気付きにくいなどという理由もあるのだろうが、それでも老成した土属性使いを出し抜くとは。
これによってゴーレムは全て砕けた。驚いたコウリュウへリザクラが【縮地】し、追う様に他も殺到し時間を稼いでいく。
しばらくすると岩石の竜巻を発生させられ、引き離されてゴーレムを再創造されてしまったが、稼げた時間は大きい。
残り27秒。
ここで周囲から一気にミムラサキの部下が出現する。
何もない所から出現した様に見えるのは、任意に物を隠せるカメレオン型の魔物の変異体、カクレンボ君の能力か。……今は関係ないが、名前は本人が俺の呟きを拾っただけだと言っておく。
周囲から現れたのは20もの部下、ミムラサキの精鋭部隊の隊長格副隊長格だ。全員が60レベル以上の猛者であり、内数人は70レベルを超えるほどだ。これがミムラサキが用意できる“質”の面での最高戦力となる。
全員が何かしらの特殊能力や特性を持ち、一人一人が小国を脅かせる化け物集団。国落としを容易とするミムラサキ自慢の部隊。
実際こいつらだけでも四聖獣は相手を出来ていただろう。多少犠牲はあったかもしれないが、勝てていた筈だ。
要するに俺達がもし弱くても、森からの繋がりさえ切れれば脱出は可能と予想していたのだ。
これがミムラサキの俺達へ提示する最大のメリットであり、脱出への最上の協力だ。
速度特化の巨大トンボ型の変異体が、防御に特化した岩に似た魔物が、秒間数十回刺突出来る槍使いのリザードマンが、他にも様々な能力を持つ魔物が――ゴーレムと激突した。
そして、拮抗する。
ゴーレムには特殊な能力への対処が出来ず、ミムラサキの部下達に翻弄され、またミムラサキの部下達も、ゴーレムへの決定打が無いのだ。
“ブレス”を耐える超硬度。内側からという前提なら爆発担当のコウヘイで破壊出来たが、だからと言ってどうにかなるという訳でもない。
人数では圧倒的に有利になったが、基礎ポテンシャルが足りていない副隊長クラスも数名含んでいるし、彼らに余裕は無い。
つまり、手が空いている虫執事カレイ、剛腕オーガのゴウキ、リザクラとマナがコウリュウへ対処することになるのだ。
戦術の変化にコウリュウが戸惑ったこともあって――残り21秒。
しかし、そろそろ俺が溜めるエネルギーの大きさに気付き始め、危険を察知した奴は俺へゴーレムを向かわせようとする。
強引なそれをなんとか押しとどめる部下達。
ゴーレムがダメならコウリュウ自身が出るだろう。しかし、リザクラたちで抑え切れるはずだ……、……っ!?
地面へ潜り込みやがった! さらに潜った先の地中から大きなエネルギーが感じられ始める!
『【ブレス】だ!』
俺は全員に【念話】で警告する。奴はさっきの経験を活かし地面に潜って【ブレス】撃とうとしているのだ。
リザクラたちは攻撃して奴を引き摺り出そうとしているが、強固な地面を深く抉るには至らない。
状況が膠着する。互いの溜めが、時間を過ぎさせていく……。
俺の溜めが終わるまで、残り16秒。俺は隣にいるメイレーを見る。
残り15秒、メイレーは突如視界から消える。気配を探れば、コウリュウが潜っている地面の上にいた。
残り10秒、メイレーが空間転移で戻ってきた。
残り9秒、メイレーは周囲に魔力を充満させ、その間俺は全員に【念話】で避難勧告を出し――。
残り7秒、遂にコウリュウが【ブレス】の溜めを終える! 地中から派手に出現し、大地の岩石を散弾にして飛ばし、周囲へ牽制した!
そうしながらも放つ【ブレス】はマナの“溜め撃ちブレス”に匹敵しかねない程超大!
「グィァアオオオオオオオオオッッ!!!」
ピッ――ゴォォォォ――!!
迫る極光、俺達に避ける時間は無い。
だがその瞬間、メイレーは俺達の前に巨大なワープホールを発生させる!!
「返すねっ!」
メイレーは魔力さえ充満させればワープホールの瞬時展開が可能になっていた。不帰の森で練習し続けた【空間操作】の集大成だ!
二つの地点を繋げる輪を作るワープホール、こちらから跳ばす先はコウリュウの上、叩き付ける様に【ブレス】を墜とす!!
「グッギガァァァア!!」
二度目の自爆、コウリュウはまたしても地に落ちた。そして――。
「準備……完了だ……」
延々と力を溜め続け、漏れ出すエネルギーで白雷を体中に走らせていた俺は、そう宣言した。
魔法技術の恩恵か、エネルギーの運用は得意だ。
だがこれは……この島を一つ消せそうなほどのエネルギーをこれ以上保つのは、辛い。
だからこそ、唐突に頭に浮かんだ“呪文”に疑問すら持たず、すぐに開放した。
「『天と地を結び、顕現するはヘーミテオス。双星を象り、異の空を蹂躙せよ! 【静寂への雷火】!!』」
ゴォォォォォ――――!!!!
20メートル級の巨大な炎弾。白炎の雷は物質を消滅し、力を崩壊させていく。
余波だけで強固な地面が抉れ、それを見たコウリュウはゴーレムの操作を放棄し巨大な盾を創造する。
だが、無駄。どれだけ分厚くても、抵抗を見せず消えていく大地。
「ギッ――――!!?」
初めて明確に恐怖を瞳に写した奴は、巨体に見合わない俊敏さで逃走する。だが、それも遅すぎた。
「ギィィォオオオオオオォォォォ………」
燃える様に崩れて消えていくコウリュウ。これだけの出力の【静寂への雷火】を喰らって瞬時に消えないのは流石というべきか。
断末魔を上げながら……最後は灰のように消えていった……。
「ふぅ……、終わったな」
周囲に他の敵影は無く、俺は溜息交じりに、しかし安堵したように言葉を吐き出した。
そして、【静寂への雷火】に見惚れ言葉を失っていた仲間たちが、一斉に歓声を上げた!!
「勝った!! 勝ったよテラス!!」「あにぃやったぁぁあああ!!」「流石に疲れる、でも良い戦いだった」
「作戦終了でありますな!」「姫サマ見てクれたカァ!?」「や、ヤッタ……勝ちましたゾ姫ェ!!」「ワレラの勝利だぁあぁああ!!」「ヤター!!」「ピィィィイイ!!」
口々に喜びの声を上げる皆、抱き合っている者もいるぐらいだ。
メイレーやマナも小走りでこちらに来ている。たぶん、俺の懐に飛び込むつもりだろう。
たくさん聞こえてくる今までにないほど嬉しそうな声……それだけ強敵だった。全員で全力を出してやっと倒せる相手。怪我人はいるものの、死傷者が居ないことは奇跡だ。
メイレー達も青痣や多少の流血は見られるが、大きな怪我は無い。回復魔法で瞬時に治せる程度だ。
メイレー達が来るのを待っていると、スッと横にミムラサキが現れた。
彼女の表情にも不敵でない自然な笑みが見られる……ついに念願が叶うのだから当たり前か。
「やったわね、テラスくん」
「ああ……。さて、喜ぶのもいいが、さっさとこの場所から――」
――。――。
――――――。
―――ッ―――。
――ゾワッ…………。
背筋を虫が這う様な感覚。体温が一気に落ちたような錯覚。全てが死に堕ちるような幻覚。
発動する、“勘”。
……逃げろ……逃げろ、逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろにげろにげろにげろ!!!
「―――ぁああああ!!! 逃げろぉォォォォオオオ!!!」
「っ!? いきなりどうしたの――」
ピキ、パきパきパきぱきぱききききき――。
コミカルにすら聞こえるような破裂音。パラパラと何かが、何かとの壁が崩れ落ちる音を幻聴する。
景色が歪む。目の前が霞む。壊れたテレビのように、ノイズが走る。
長い時間が、コンマ一秒以下のとてもとても長い時間が過ぎた。
その後。
ふと見れば、近くに黒い犬がいた。全長は5メートル程、三つの首を持ち、たてがみの様な物もある。そして、どこか体の輪郭がぶれている様に見える。
神話のケルベロス……でも、さっき戦ったのも神話級だ。それにケルベロスはこの世界でも討伐されたことのあるモンスターだと聞いたことがある。
はは、大丈夫じゃないか。そう、現実逃避する。
でも、わかっていた。理解していた。
感じるのは格の違い。
かつてバンディットと相対した時の様な、絶対に勝てないと理解させるだけの圧迫感、威圧感。
それでも体は戦闘態勢を取る。もはや習慣となっているから、思考が半ば停止しているために自然とそうしてしまうのだ。
そして、解析を行う。
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ANOTHERケルベロス 性無 12歳? 600歳?
魂格Lv103相当
[魔力?] 12311000/12349000 程度
[能力]
ドクノダエキLv5程度
シノホウコウLv5程度
サイセイLv6程度
ハッカノマガンLv8程度
リガイノショウヘキLv6程度
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――逃がすわけにはいかないのでね――
どこかから、嘲笑うような声が聞こえた気がした。
以下見なくてもいい後書き。。
小ネタ。
「勝ったッ! 第3章完!」
思わずメイレーに言わせたくなったけど自重した。




