幕間
少々時間が飛びます
アキラさんがこの国から姿を消して、5ヶ月が経ちました。
彼と初めて会ってから4カ月間、私は新しい精霊因子の制御法、アリシアには稽古を付けたり、お城にわざわざ驚かせるために私の部屋に忍び込んだり、いたずらのトラップをお父様に仕掛けたりして一緒に近衛騎士団長や宮廷魔術師のじぃやに怒られたり、アリシアを困らせる日々 でも私もアリシアもアキラさんが忍び込んでくるのを楽しみに過ごす楽しい日々を過ごしていました。 きっとお父様や近衛騎士団長、じぃやも何だかんだいって彼が来るのを楽しみにしていたのだと思います。
そしてアキラさんが行方不明になる前日もいつものように忍び込んできたアキラさんはいつものようにアキラさんの故郷の神話やおとぎ話をしてくれ、歌を歌って楽しいひと時を過ごしたのに翌日から彼は行方をくらましました。
行方をくらましてから1週間たった時アリシアは
「また 何処かの遺跡に潜っているのでしょう」
と、ソワソワしながらいいました。
一月後
アキラさんが死都を解放する際に提案し、恒例化したギルドとの合同訓練に来ていたノエルさんとガーコルトさん、アニさんが私に聞きましたが私は首を縦に触れませんでした。
「な~に、あいつの事だからナミちゃんと婚前旅行先で財布なくして帰れなくなったとかそんなとこですよ。」
「・・・・・・有能だけど少しドジ。」
「ん 今日こそ決着を付けようと思ったのに。」
とアキラさんの友人のガーコルトさんとアニさん。 ダークエルフのノエルさんもアキラさんとの訓練を楽しみにしていたのでがっかりしていました。
三ヶ月経ち何だか諸外国の情勢が不安定になってきました。 嘗ての神話に出てくるような異世界人という魔界とは別の世界から現れた英雄が現れ、魔物の討伐や内戦が置き始め、東方のシンに現れた新皇帝 蒼炎の戦女神がゲルマニアとルーシを堕とし大陸の半分以上を征服して ヴァルキュリア帝国を建国したのです。
古代のガリア帝国とロマリア帝国に迫る巨大国家にロマリア、ブリタニア、ポルトガは私達ガリア王国に同盟を持ちかけ、ヴァルキュリア帝国に対抗しようとしています。
戦場になる理由は魔石坑
アキラさんの功績で発展した医療、軍用物資に富んだガリアが補給地に成りうること。
戦況の鍵にも魔の森と竜の墓場、元要塞都市の死都がある為防備に優れてることもあったのです。
父様はコレを拒否し、なんとか和平交渉の道を探りました。
そして王宮内にも不穏な空気が流れるようになったのです。
こんな時、自由の槍が…
アキラさんが居てくれたらと弱音が頭を過ぎります。
でも、すぐに頭を横に振って考え直します。
アキラさんがいつでも帰ってこれるようにと彼の言葉を思い出します。
「子供たちに笑顔を」
「王族は自分たちが無条件で助けてもらえる存在と思ってはいけない。
国民を導く為に責任が求められるんだ。」
戦争が起きないよう、民を導かなければと、
政治にも参加し、私に出来ることをこなす日々。
英雄に頼ってばかりではいけません。
救われた命で子供達の顔が曇らないように立ち回らねば。
彼が何時、戻ってきてもいいように。
そして彼がこの国からいなくなって5ヶ月後、事件は起きました。
短いっすけどその分次長くなります。




