ギルドにいこう!
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2014/10/11 修正
編集の際、リィーンの名前消してました! 修正。
情報収集を行う必要がある。そして先立つ物はもっと必要である……
ここが異世界?と念頭に置いて行動するにあたってやることがある。
先ずは自分の現状を確認することも大事だが、世の中、金だ。
先立つ物がないと飢えてしまうし、今晩の寝床が野宿となる。
流石にホームレス生活は俺には上級すぎる。
就職活動から解放された矢先にまた職探しとは、泣けてくるね。
とにかくギルドみたいな仕事の斡旋所か、市役所のような公的機関を探す。
ここはどこの国だとか、人に聞いて周る。
この服が執事服か貴族の服に似ている為か
先ほどの騒ぎを見聞きしたのか街の人たちは緊張した面持ちだったが
快くギルドの場所を教えてくれました。
その他にも集まった情報がこれ
この国は【ガリア王国】王政で神話の【女神】の末裔の【姫様】と女神の加護を受けた民族、
【クルトの民】という【精霊魔法】を使える部族たちが王家の始まりらしい。
町の名前は【トゥールーズ】
【遺跡】、【ダンジョン】の補給地として発展した宿場街。
大体4つに区分けされていて、
今、俺が練り歩いている【商業区】に【酒場】【雑貨屋】【服飾店】【定食屋】ところどころに、【屋台】【露天】【娼館】もある。
居住区には【宿泊施設】【宿屋】と【住民の家】が立ち並ぶ。
中央区に【病院】【憲兵団屯所】【自警団屯所】【商人ギルド】 【冒険者ギルド】がある。
【冒険者ギルド】と【宿屋】【娼館】の情報が嬉しいですなぁ。
あとやっぱり【魔法】があるみたいだな。
なんか、屋台のおっさんが指から火を出して着火しているのを見たし、
転んだ子供に手を光らせて治療?する巨乳エルフがいた。
はじめにとんがり三角帽子をかぶった魔女ッ娘がいたしな。
うん、これぞ異世界。
というか美女、美少女の割合が高い。
この世界の名産は美女と魔法だろうか。
【娼館】に行くのが楽しみです。
【魔法】俺も覚えられるかな?
童貞でないと覚えられないとかどうしよ。
いや、帰る術を探さなくては。
情報を纏めていると先程の路地裏での大立ち回りの噂が広まったのか、
明らかに異国の人間が先ほどから彷徨いているからか住民の視線が集まりだした。
目立って仕方ない。
ビジネスバックにしまっていた黒のフード付きコートを出し、フードで顔を隠す。
昨日の卒業式の後、同期の奴らに夜遅くまでの飲み会があると聞き、用意していたものだが、更に目立つなコレ。
まぁ顔を覚えられるよりマシか。
余計なトラブルに巻き込まれたくない。
先ずは日々の糧を得るため【ギルド】に向かうとしよう。
話を聞く限り、国の軍隊では手が届かない仕事を行ったり、憲兵と協力して街の自警団の役割も持っている何でもやというところだ。
以前バイトにいっていた派遣アルバイトの様なものだろう。
若しくは職業斡旋所。
……日本語に訳すと、とても残念な響きが感じる。
このままギルドと呼ぶ事にしよう。
履歴書は手持ちにないが、卒業証書と教員免許証、運転免許証、保険証がある!
いざとなったらこれでゴリ押し行けるだろうか?
◆◆◆◆◆
~トゥールーズ ギルド~
人を顔で判断しない親切な町人(5人目)にギルドの道を聞いて、やっと到着。
テンプレの様に酒場の様な場所に何かと絡んでくる荒くれ者でもいるのかと思ったが。
異世界はいい意味で予想を裏切ってくれたな。
小奇麗なホテルの様なロビーに【美人の受付嬢】
荒くれの冒険者ではなく【アルビノ美女】に【中学生位の少年】がいる。
流石に朝っぱらから酒を飲む者もいないしな、固定観念に囚われたかな?
掲示板を見て依頼書を持って受付に歩いていくハローワークを思い出すような静かな忙しさを感じる。
現代と違って電話は……おっと!それらしいものがある。 受話器なのか耳を手に当てて何か喋ってる。
通信用の魔道具があるのか?それとも念話かな?
うん、これだよ。
コレこそが異世界だよ。
やはり、真面目に働いている人をみると心が洗われるね。
ああ さっきバカな三人組を相手にした時の荒んだ心が癒されていくよ。
「いらっしゃいませ 本日はどのようなご用件ですか?」
感動に浸っていると受付嬢が声を掛けてくれた。
カウンターに向かい一礼して応答する。
「初めてなんですがギルドの登録に来ました。」
「登録ですね……ではご説明します……」
受付嬢の彼女…
『リィーン』さんは向日葵の様な笑顔で懇切丁寧に対応してくれた。
うん、営業スマイルだって分かってる。
でも、俺のギザギザハートが癒される。
まぁ冒険者なんて強面の奴ばっかりなのかも知れないから馴れかな?(←失礼)
彼女の説明を要約すると…
1.依頼書に書かれた仕事をこなし、依頼人かギルドの受付に依頼達成を報告し、報酬を受け取る。
2.依頼内容と異なる仕事はしなくてもよい。(依頼外の魔物の討伐など)その際ギルドに報告する。
3.余った素材、薬草、狩猟部位はギルドで買い取ってくれる。
4.ギルドで登録した名以外で他者を騙って依頼を受けるなど犯罪行為は認められない。
5.仕事で死んでもギルドは一切関与しない。 全て自己責任。
6.ギルドカードは身分証を兼ねる。
7.ランク評価があり、E~Aランクの5段階 -+評価があり始めはE-から始めるそうだ。
8.ランクを上げるには依頼を多くこなす、討伐系クエスト、探索クエストが早く上げる近道だそうだ。
9.あとスキルの修得の補助の為、訓練場が解放されており、使用できる。
「すいません スキルって何ですか? なにかの技術か資格ですか?」
「その通りです、剣術もそうですが【技】や【魔法】もスキルに含まれます。
【剣術】か【片手剣】のスキルを修得していれば【バッシュ】【スラッシュ】の技が……
【黒魔法】のスキルを修得していれば【ファイアボール】【バリア】を使えます。」
「じゃあもしかして【白魔法】を修得すれば【ヒール】とか?」
「はいその通りです熟練度を上げ、体内の知識、経験、【魔素】が上がるほど修得できる技のレパートリーが増えていきます。
【調理】スキルも熟練度が上がれば【家庭料理】や【男飯】が【一つ星】など料理のレパートリーやグレードが上がります」
「新しい技が増えるか強化されるのか……」
新しい技を覚えるには何かしら条件がありそうだ。
レベルとか、既存のスキルの組み合わせとか強化は同じスキルを繰り返して使えばいいのだろうか。
「スキルにはどんな種類があるんですか? 俺にも覚えられますか?」
「はい。 スキルは大別すると戦闘スキル・魔法スキル・職業スキル・固有スキルに分かれます。
戦闘スキルは【片手剣】【弓】といった武具の扱いや技のスキルの事を差し正に戦闘に使われるスキルです。
これは装備してある程度使いこなせれば誰でも修得可能です。
ここから【剣術】の【バッシュ】【ガード】を修得出来ます。
職業スキルは【調理】【医療】【騎乗】など免許が必要な専門の職業に必須のスキルです。
魔法スキルは【黒魔法】【白魔法】【古代魔法】の3種が存在し、魔法を扱うスキルです。
最後に固有スキル、これは個人の加護、特殊能力を現す固有スキルで滅多に発現、所持する人はいません【加護】【高速治癒】【精霊化】などが挙げられます。」
「どうやってそのスキルを修得したかって分かるんですか? 知らない内に修得してしまう事だってあるのでは?」
ゲームじゃないんだから天の声も流れないだろう。
アキラはしっぷうぎりをおぼえた! とかな。
「昔はそれで頭を悩ます人もいましたね。
ある日突然技を覚えていたり、その為に試験や訓練場でそのスキルを試したりします。
ですがご安心を【鑑定】【洞察眼】【透視】のスキルで知ることが出来ます。
ギルドカードにも自身の所有スキルを確認するスキルが込められていますので閲覧できますよ。」
ふむ、スキルを修得出来ると必殺技や魔法を修得できるのか。
それと魔素かイントネーションから魔力の素だろうか?
これはおいおい知ることになるだろうから今はいい。
「あと【精霊魔法】っていうのは?」
「分類的には白魔法の奥義です。精霊、神獣を【使役、召喚】する魔法で亜人、クルトの民が使える秘技です。
同じく黒魔法にも奥義があり【契約魔法】があり、こちらは悪魔、魔物、召喚獣を【使役、召喚】します。」
召喚魔法!? 手がかりキタコレ!!
召喚魔法が存在し俺を召喚した者がいると仮定すれば、送り返す【送還】があるのが自然だ。
後で文献でも調べてみよう!
「分かりました登録をお願いします。」
「はい此方の書類に氏名 年齢 年齢 種族 職業 賞罰 所属をご記入ください。」
「……代筆頼めますか?」
「はい構いませんでは お名前からどうぞ……」
◆◆◆◆◆
こうして俺は職につけた。
こうして見るとホント登録だけだなところは派遣アルバイトに通じるな……
はやく定職 いやいやここが異世界として、先ずは情報収集と帰還方法の探索だな。
おっとその前に。
ギルドカードの機能の一つステータス&スキル確認を使ってみよう!
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氏名 アキラ ワタナベ
評価E-
称号 駆け出し教師?
年齢 22
種族 ヒュム?
所属 ガリア王国
賞罰 なし
スキル一覧
戦闘スキル【拳闘術】【現代戦闘術】【投擲】【挑発】
職業スキル【調理】【歌唱術】【速記術】【文才】
魔法スキル なし
固有スキル【魔改造】
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ん? 固有スキル?




