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異世界攻略のススメ  作者: 渡久地 耕助
死神と人造人間

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海だー!て叫ぶのは日本人の本能だろうか?

連続投稿!

 海だ…


「海だ…」


「海ですね~」


「海じゃ♪」


「海以外に見えるか?」


 洋服店薔薇宮殿の店長兼オカマデザイナーの彼にはこの時ばかりは感謝しよう!


 ナイロンの素材を提供した甲斐もあったというもの!


 元いた世界では中世では!海や湖を泳ぐのに適した水着などなく、水にぬれても透けないアルパカ等の生地の衣服で、あってもセーラー服で、身体の線が出るような水着は無かった。


 地球では【1907年に「水面下のバレリーナ」との異名で有名だったアネット・ケラーマン(オーストラリア出身のスイマー・女優、英仏海峡の水泳横断に挑戦した最初の女性)がアメリカを訪問、これまでの上下そろいで水中の動きを妨げる水着よりも動きやすい、首周りや手足が露出したワンピース型の水着をボストンビーチで着用した際、公然わいせつ罪で逮捕される事件が起こった。体の線がはっきりと現れるワンピース水着は、大胆で活動的な新しい水着の形を社会に示しただけでなく、女性の権利を拡大する運動が盛んだった当時、アネットによる「女性が(活動的な)ワンピース水着を着る権利」のアピールとして受け入れられたのだ】(*wiki 水着より抜粋)


 中世で! 異世界で! 現代文化の水着を着用する文化を広めていてくれてありがとう!


 というか、前回の戦い(千年前の戦い)で召喚された地球人が水着の文化を広めたらしい。


 当時は褌と海女さんの浴衣?の文化を広めたそうで漁師など海辺の人に広まり、この千年で薔薇宮殿の店長と俺、カグヤ、田中の協力の下、異世界の水着は定着した! 俺が素材、田中がデザイン、カグヤがモデルだ…… これで流行らない訳が無い!


 あと、ポルトガの高橋君(七英雄・海賊王)の海の家などの文化を広めてくれてありがとう!


 俺達の努力の成果が今!眼前に桃源郷を作りだしております!


 海水浴…最高です。


「あきら~こっちですよ~♪」


 紺の髪に、桃色のツーピース……グッジョブ!


「あきら様~」


 ちょ! テレサは変身能力で!グラマラスな美人に変身!


 黒のビキニにたわわに実ったメロン!金に生える黒! それは反則だろう…


「オイ!な、何を鼻の下を伸ばしてる! そ、そんな目で見るな!///」


 しろい、ワンピースの水着に麦わら帽子の太陽の女神…降臨!


 白い髪、白い肌…恥じらいを知るルー 100点!


「早く、こっちに来たらどうですか~?」


 情熱の赤のビキニに、黒髪が映えます。南国のパレオもグッド!その美貌の留まる事を知らないカグヤ……日本男児に生まれて、男に生まれてよかった……


「いい加減観念して出てきたらどうや? なべヤン……いや、今はなべちゃんか?」


「あきらさんの葛藤も理解してあげて下さい。 義父さん。」


……そして、俺……何とも可愛らしいナミと同じ紺の水着、正面は競泳水着の様だが、背中の肌を露出し、正面はワンピース、後ろから見たら、ビキニという水着を俺は着こんでいた……


 断じて、俺は女装趣味など無い……現在、俺は女になっていた。


 あの狂乱の一日で俺は既成事実を一夜にして複数名作ってしまい、世界中の男の大半を敵に回し、変装と言う事で、精霊化し、女性に変身しているのだ。


 ステルスは高い集中力がいる為、フとしたことで解けかねないので、有り余っている魔力を使ってここしばらく、『あきら』として日々を過ごしているのだ。


 この水着を着る羽目になるまで色々葛藤もあったし、男性化だと新たなライバルが出るという事で女性化して、ビーチに俺は佇み、恥ずかしくて海の家の物陰に隠れていたのだが……どうやらうちの女性陣はそれすら許してくれないそうです。


 観念して日の元にでる。


「きゃ~あきらちゃん 可愛い~♡」


「く、血が疼く……あきら様?ちょっと物陰で私と一緒に涼みませんか?5分……いえ3分で済みますから! もう辛抱堪りません!」


「わ、私より大きい……」


「うふふ、やっぱり私の眼に狂いは無かったようね。」


「あきらちゃ~ん こっち向いて笑って~」


「あきらさん 何というか……強く生きて下さい。」


 ビビちゃんが励ましてくれます。


 というか、『びび』とひらがなで書かれたそのスク水は横でカメラを構えている馬鹿の差し金か?


「……ハァ」


 ナミ、テレサ、ルー、カグヤ、田中、ビビ、俺 この面子がここ、ガリア、ブリタニア間の海峡のビーチに勢ぞろいしていた。


 本来、俺達、自由の槍の休暇である為、ルー達とナミ、テレサで社員旅行だったのだが……どこから聞きつけたのかカグヤと田中が先回りしていたのだ。


 この分だと……クレア達とも鉢合わせになりそうだ。


 ここ、最近、俺をつけ狙う者が増えたので、気分転換を兼ねて当初から予定していた休暇で羽を上そうとしたのだが…


 七英雄が三人揃って何か起こらない筈が無い……


 俺は、桃源郷のような光景(田中にはモザイクを掛ける)を脳内保管、録画後、永久保存しながら…彼女達の下へ駆け出し、今だけは自分の姿を忘れて駆け出すのだった。


「お待たせ!」


うん、自分で言ってて軽く死にたくなるなこのセリフ。


水着回です!

ビーチバレー、スイカ割り何でもござれ! まだまだ行きます!

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