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箱庭  作者: 梅木しぐれ
13/13

「どうして外に出ることにしたんだろう?」

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



3325年 11月25日


「あ、流れ星だ!」

「えっ? どこどこ~~~~」

「もうっ! キミがもたもたしてるから、落ちちゃったよ!」

「そっかあ……、一緒に見たかったなぁ」

「……、しょうがないないわね。次は一緒に見るわよ、でもキミはどんくさいからなぁ」

「えへへへ、ありがと。僕、一緒に見れるようにがんばるよ」

「ふん!」

 子どもが夜空を見上げながら、そんな約束をする。

「アセビ! 次はいつごろ見れるのかしら?」

『今年は難しいでしょう。早くても来年の夏ごろになると予測されます』

 ――遅すぎるわよ! なんて、言葉を吐き出す前に「楽しみだねえ」と、にぱにぱ笑う顔を見て、言葉を飲み込んだ。

「ねえ、アセビ」

『はい、なんでしょう』

 キラキラ輝く夜空を見ながら、問いかける。

「僕たちが生まれる前は、空を見上げなかったって本当なの?」

『えぇ、本当です。お二人も学校で習ったと思いますが、世界が崩壊したため、人類は箱庭を建造し、そこで暮らしていました。今のように外に出ることはできず、誰もが空を、明日を見ることはなくなりました』

「たしか、最初の校長先生が外に出ることを決めたのよね?」

『……えぇ、そうです』

「どうして外に出ることにしたんだろう?」




『――――――……明日を、未来を、あなたたちを望んだんです』







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