○第3話~マホロア~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
『ホマロアの森』…。それはここ、ノワール魔術王国最大の森であると同時に世界でも三指に入る大森林でもある。
え?そんな所にピクニックだなんて魔物に襲われたりしないのかって?
まぁ、一応大丈夫だよ。魔物は基本、ダンジョンと呼ばれる場所にしか出ないし、森で出るとしたら魔力を宿した獣…。『魔獣』だがまぁ、一緒に来ている護衛達が居れば何の問題も無い程度だ。
「リオンお兄ちゃん。そろそろお昼にしよっか。」
「あぁ。そうだな。」
リオン達は森の開けた場所にでるとそこに大きな布を広げ持って来たお弁当を鞄から出した。
─ どうやら今日のお弁当はハムとレタスのサンドイッチのようだ。
ほのぼのした雰囲気を醸し出しながらサンドイッチを食べていると近くの草むらがガサガサと揺れた。
護衛の騎士達に緊張が走りいつでも剣を抜けるよう剣に手を添えていると、草むらから1匹の子狐がフラフラとしながら出て来た。
─ 銀色の体毛に金の瞳をしたその子狐の体毛は大怪我のためか真っ赤に染まり今にも息絶えそうであった。
「…。子狐?しかしひどい怪我だな。」
「まぁ。本当ね…。」
リオンとリオナは心配そうに子狐に駆け寄った。
「キュ…。キュ~…。」
震えながらか細く鳴く子狐は只々怯えた視線を向けるだけであった。
「…。リオンお兄ちゃんこの子を助けられない?」
リオナはすがるような目でリオンを見つめた。
「まぁ、助けられるのは助けられるが…。この子がそれを受け入れるか…。」
リオンはチラリと子狐を見た。すると
─ 助けてくれるの?
と、リオンの頭の中に声が響いた。
「!!精神感応だと?この子狐かなり高位の魔獣なのか!」
─ よく分からないヨ…。
「…。そうか。で、助けるのは良いがお前の親はどうしたんだ?」
─ 居なくなっちゃった…。ボクはひとりぼっちダヨ。
「そうか。よし、なら家に来るか?」
─ いいの?一緒に居てくれるの??
「ああ。勿論だ!ええっと…。お前の名前は?」
─ 名前?無いヨ?
「そうか。なら、治してからつけてやるな。『中位回復』!!」
パァァァァァ…。
緑色の光に包まれ子狐の傷がみるみる塞がっていった。
「凄い…。すっかり傷が治ったわ!」
リオナはパァァっと花が咲いたように笑っていた。
「キューキュー♡」
「わっ!くすぐったいぞ!」
リオンはものすごい勢いで飛びつきブンブン尻尾ををちぎれそうな勢いで振っている子狐にペロペロと頬を舐められた。
「ハハハ!よし、じゃあ名付けをするぞ。お前の名前は『マホロア』だ!」
「キュ~♡」
子狐…。マホロアの体が輝きだし一回りほど体が大きくなった。
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