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2の十一、~9/13  

 

 読み聞かせの再開は、とても順調で、子ども達の笑顔に励まされる。次回は抗癌剤投与からの日が短いので、回復具合が気になるが、気を張ってやれば大丈夫なはず。

 抗癌剤投与は2週に一回の憂鬱で、楽にもならず、慣れることもない。が、これが不要になる時は、今は止まっている死へのカウントダウンが再開する時だ。逃げることは出来ない。

 こんな「鬱」な気分を引き摺ったせいか、今回の怠さ、気分の悪さ、口内炎は厳しめ。気を取り直そう。来週は予定満載、そしてCT検査もあるのだから。

 碧の歌は、特に体験と関係なく、ふっと思ったことを詠んでみた。



 ************



 子どもらが 息を飲んだり

 笑ったり 百面相の

 読み聞かせ会


 ************



 笑わせて 不思議がらせて

 涙させて

 絵本の力 子らに君臨


 ************



 少しずつ 呼吸が浅く なっている

 抗癌剤の 投与前日


 ************



 恩知らず

 抗癌剤が 効かなけりゃ

 今は無いとは 分かっちゃいるが


 ************



 人生のカウントダウン リセット無し

 ポーズボタンで

 生き延びている


 ************



 いつか碧 

 海、空よりも 青い碧

 生命と想い そこに還さん


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