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2の七、~8/11  

 8/8から二泊三日で青森へ。目当ては三内丸山遺跡と奥入瀬渓流。

 縄文時代の、稲作を知る前の人類の豊かな文化。土地を争わないから、集落同士の戦争が無い。しかし黒曜石やヒスイの分布から、交易は広く行われており、祭儀も、装飾も様々に工夫されて、そこには確かに「創造」「表現」が存在する。

 奥入瀬渓流は人類の歴史を超えて、地学の時間が流れている。一方で緑と水の、生命の多様な時間が、「今」を輝きながら流れてもいる。

「今」を生き切らなければならない私にとって、それは貴重な学びなのだ。

 今回の旅行の歌は、6首におさまらない為、早めに次回投稿して、残りも掲載したい。


 ************



 名も富も 求めぬ 「創」に 込めたのは

 祈りであろう

 縄文の人


 ************



 稲作の 呪いを知らぬ 縄文で

 暮らしを愛し

 ひたすら生きる


 ************



 土地がまだ 大地であった 縄文で

 ヒトは確かな 今を生き抜く


 ************



 地を襲い 生命(いのち)根こそぎ薙ぎ倒す 

 火砕流の跡 

 奥入瀬渓流


 ************



 奥入瀬に 

 大地の 森の 人、苔の

 幾重の層の 時が流れる


 ************



 六十年 都市に染まった病身を

 浄める 水と 緑の奥入瀬


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