2の一、~5/26
とりあえず、第2章に入った積もり。テーマは黄泉平坂ハイキング。
抗癌剤治療の合間に、また神代植物公園を訪ね、バラフェスティバルを楽しむ。花に特に親しんでこなかったので、まず量と種類に圧倒される。薔薇とは何かと考え込むほどの種類の多さ。薔薇だけなのに百花繚乱なのだ。
抗癌剤治療は、相変わらず辛い。元気になりかけていた身体も、あっという間にヘロヘロ役立たずになり下がり、痺れは酷くなり、声も枯れる。が、黄泉平坂ハイキング。ここから登る。投薬前より一歩進んだ身体へ、楽しみながら、喜びを探しながら。
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毎日が 黄泉比良坂ハイキング
命懸けでも 笑顔忘れず
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溜息を誘う 精緻で艶やかな
薔薇が無数に 咲き誇る庭
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何物にも 比べられない 一輪が
集って揺れる ローズガーデン
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色、容、 香りも 茎や 枝葉さえ
全て異なる
薔薇とは何か
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抗癌剤治療後に鏡覗いて
棺桶の中の自分を見る
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点滴の針を鏡の前で抜き
さぁり・スタート
また坂登る