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2の一、~5/26

 とりあえず、第2章に入った積もり。テーマは黄泉平坂ハイキング。

 抗癌剤治療の合間に、また神代植物公園を訪ね、バラフェスティバルを楽しむ。花に特に親しんでこなかったので、まず量と種類に圧倒される。薔薇とは何かと考え込むほどの種類の多さ。薔薇だけなのに百花繚乱なのだ。

 抗癌剤治療は、相変わらず辛い。元気になりかけていた身体も、あっという間にヘロヘロ役立たずになり下がり、痺れは酷くなり、声も枯れる。が、黄泉平坂ハイキング。ここから登る。投薬前より一歩進んだ身体へ、楽しみながら、喜びを探しながら。



 ************



 毎日が 黄泉比良坂ハイキング

 命懸けでも 笑顔忘れず


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 溜息を誘う 精緻で艶やかな

 薔薇が無数に 咲き誇る庭


 ************



 何物にも 比べられない 一輪が

 集って揺れる ローズガーデン


 ************



 色、容、 香りも 茎や 枝葉さえ

 全て異なる 

 薔薇とは何か


 ************



 抗癌剤治療後に鏡覗いて

 棺桶の中の自分を見る


 ************



 点滴の針を鏡の前で抜き

 さぁり・スタート

 また坂登る



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