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十一、~12/3

●重粒子線治療に備え、しばし抗癌剤はお休み。治療が始まれば抗癌剤も併用されるが、抗癌剤gは無いと体調がいいというのは、おかしな気分。普通の生活、そして歌も癌を意識しないものが増えるだろう。それでも一刻も忘れることなど、出来はしないのだ。そういう状態の「生」というものと、今、向き合っている。

息子の芝居は、「星の王子様」と「「日々の泡」が下敷きになっているので、それにちなんだ歌も。親馬鹿である。




新たなる 治療に入る

前を向け

それでも厳しい 2年生存


************



星の鈴 砂漠の井戸を 尋ね来て 

都市に彷徨う 日々は泡沫(うたかた)


************



泥濘の (ぬる)い眠りを 振り払い

自他の血で染め 咲き誇れ花


************



世の中に これほど多く 癌患者

yahooニュースで 初めて気づく


************


ありふれた 悲劇の中で 試される

どう生き 語り 死んでいくのか


************



散る前に 鮮やかな朱 身に纏い

一差し舞った 紅葉の退き際




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