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ダンジョンで死なない優しい世界  作者: 黒髪石榴
MPポーションの罠
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5/9

作戦会議2

一応世間を騒がせる可能性のあるポーションについて話すには個室がいいということで、私と日奈子さんはカラオケボックスに来ていた。


私はショートパンツにXSのぴちぴちのティーシャツというラフな格好だった。ダンジョン用の腹出しスタイルではないが、服の上からでもくびれは維持されているように見えるはず。


「おでぶさんになってないか心配していましたが、おかわりないようで安心しましたよ」


「あ、あはは、まあダンジョンで鍛えてますから!」


メールでも散々言われていたが、なんとか疑いを晴らせた。


「それもそうですね。とりあえず追加ののポーション10本持ってきましたよ」


「ありがとうございます~そろそろ無くなりそうだったんですよね!」


「あれ?渡していたのは40本だったはずですが、1日5本飲まなかったんですか?」


「あ、無くなったんでした、あはは!それはそうと、MP92になったんですよ!」


「92!?さっきも言いましたが渡したのは40本なのですが..」


「それが、たまにMPが2あがったり3のときもあるんですよ。たまたま質が良かったんですかね」


「いえ、それはありえません。10Lまとめてつくって、そこから分注しているので。」


「そうですね〜?」


「うーん、わかりませんね。凜花さんお腹空いてますか?」


「え?超空腹ですけど、なんでですか?」


「いえ、今から検証したいなと思いまして。とりあえずポーションを一本ずつ飲んでみてもらえませんか?」


「うっ..わかりました..」


「毎日ポーションで辛いとは思いますが、お互いのためによろしくお願いします」


私が心配しているのはそんなことじゃないんだけど、このままだとお腹がなりそうだし、怪しまれてもまずいから飲むしか無いかあ。


「じゃあ1本目いきま〜す」


ごくごく


「おお〜良い飲みっぷりですね」


「はい!1本目終わり!MPは1増加でーす」


「普通の増え方ですね。2本目いいですか?」


「はーい。じゃあ2本目いきます」


結局2本目も1増加だった。


「やはり1ですか。なぞですね~」


いや、日奈子さん私のお腹見過ぎ!!!

2本飲んだんだからこれくらいお腹出るよね。

自然なはず..


「じゃあ3本目お願いします」


「スパルタになってきてなせん?まあ飲みますけど」


3本目も1だった。


「うーん、やっぱり1ですか。まあ同じロットですからね。...というかでぶってません?」


膨らんでシャツからはみ出てしまったお腹を凝視して言う。


「いやいや、3本目も飲んだらお腹出ちゃいますから!」


ぽっこりというか、だぷっとしたお腹を両手で隠す。


「それにしては柔らかそうに見えますけど..」


「(やばい、めっちゃ疑われてる!!)」


「じゃあこれ以上検証は無理そうですね。いい飲みっぷりを見てたら喉乾いたのでコーヒー買ってきます」


「ですね!いってらっしゃ~い(たすかった〜。もう本当に限界..)」



ぼよんっ

ぶちっ


必死に凹ませていたお腹を急に開放したことで、ショートパンツのボタンが弾け飛んでしまった。


「はぁ〜生き返った~」


凜花は柔らかいお腹を擦りながら、開放感に浸っていた。


「戻ってくる前に戻さなきゃ。ふんっ、あれ?」


飲みすぎたせいか、さっきのようにへこまない。(さっきまでもお腹ははみ出していたが)


「やばいやばい、太ったことがバレちゃう!ボタンも飛んじゃったしどうしよう!」


スタイル抜群探索者としての生命の危機を脱するために、凜花が出した結論は...


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