作戦会議2
一応世間を騒がせる可能性のあるポーションについて話すには個室がいいということで、私と日奈子さんはカラオケボックスに来ていた。
私はショートパンツにXSのぴちぴちのティーシャツというラフな格好だった。ダンジョン用の腹出しスタイルではないが、服の上からでもくびれは維持されているように見えるはず。
「おでぶさんになってないか心配していましたが、おかわりないようで安心しましたよ」
「あ、あはは、まあダンジョンで鍛えてますから!」
メールでも散々言われていたが、なんとか疑いを晴らせた。
「それもそうですね。とりあえず追加ののポーション10本持ってきましたよ」
「ありがとうございます~そろそろ無くなりそうだったんですよね!」
「あれ?渡していたのは40本だったはずですが、1日5本飲まなかったんですか?」
「あ、無くなったんでした、あはは!それはそうと、MP92になったんですよ!」
「92!?さっきも言いましたが渡したのは40本なのですが..」
「それが、たまにMPが2あがったり3のときもあるんですよ。たまたま質が良かったんですかね」
「いえ、それはありえません。10Lまとめてつくって、そこから分注しているので。」
「そうですね〜?」
「うーん、わかりませんね。凜花さんお腹空いてますか?」
「え?超空腹ですけど、なんでですか?」
「いえ、今から検証したいなと思いまして。とりあえずポーションを一本ずつ飲んでみてもらえませんか?」
「うっ..わかりました..」
「毎日ポーションで辛いとは思いますが、お互いのためによろしくお願いします」
私が心配しているのはそんなことじゃないんだけど、このままだとお腹がなりそうだし、怪しまれてもまずいから飲むしか無いかあ。
「じゃあ1本目いきま〜す」
ごくごく
「おお〜良い飲みっぷりですね」
「はい!1本目終わり!MPは1増加でーす」
「普通の増え方ですね。2本目いいですか?」
「はーい。じゃあ2本目いきます」
結局2本目も1増加だった。
「やはり1ですか。なぞですね~」
いや、日奈子さん私のお腹見過ぎ!!!
2本飲んだんだからこれくらいお腹出るよね。
自然なはず..
「じゃあ3本目お願いします」
「スパルタになってきてなせん?まあ飲みますけど」
3本目も1だった。
「うーん、やっぱり1ですか。まあ同じロットですからね。...というかでぶってません?」
膨らんでシャツからはみ出てしまったお腹を凝視して言う。
「いやいや、3本目も飲んだらお腹出ちゃいますから!」
ぽっこりというか、だぷっとしたお腹を両手で隠す。
「それにしては柔らかそうに見えますけど..」
「(やばい、めっちゃ疑われてる!!)」
「じゃあこれ以上検証は無理そうですね。いい飲みっぷりを見てたら喉乾いたのでコーヒー買ってきます」
「ですね!いってらっしゃ~い(たすかった〜。もう本当に限界..)」
ぼよんっ
ぶちっ
必死に凹ませていたお腹を急に開放したことで、ショートパンツのボタンが弾け飛んでしまった。
「はぁ〜生き返った~」
凜花は柔らかいお腹を擦りながら、開放感に浸っていた。
「戻ってくる前に戻さなきゃ。ふんっ、あれ?」
飲みすぎたせいか、さっきのようにへこまない。(さっきまでもお腹ははみ出していたが)
「やばいやばい、太ったことがバレちゃう!ボタンも飛んじゃったしどうしよう!」
スタイル抜群探索者としての生命の危機を脱するために、凜花が出した結論は...




