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ダンジョンで死なない優しい世界  作者: 黒髪石榴
MPポーションの罠
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3/9

試行錯誤1

私はMP1000を目指し、自宅にこもってMPポーションを飲み始めた。500mLにつきMP1が上昇するため、単純計算ではペットボトル1000本を飲めば良い。1日5Lで飲めば約100日で終わるはずだ。


しかし、飲み始めて3日目で問題に気づいた。トイレで出してしまうと飲んだ分の半分が失われてしまうのだ。


つまり、5L飲んでMP10にしても1日の終わりにはMP5というわけだ。


さっそく壁にぶち当たったことで意気消沈し、久しぶりに食事を取ることにした。これまでは、MPポーションの飲み過ぎで食事を取っていなかったためか、食欲はかなりある。コンビニ弁当やカップ麺を3人前ほど買いこんで、20分ほどで平らげた。


「久しぶりの固形分さいこ〜。流動食より酷い生活だったわね笑」


大食いでパツパツに引き伸ばされたシャツのうえからお腹をさすった。今までは定食1人前でも食べきれない事があったが、ポーションを飲みまくっていたことで胃袋が大きくなったのかもしれない。


ポーションはカロリーがないのか、贅肉は一切ついていないが、一見するとビール腹のでぶ体型である。


「このお腹も見慣れてきたなあ。生産職さんに送ってあげよう笑」


進捗です。つ【画像】


これを見れば無謀な作戦だったと伝わるかもしれないと、ふざけ半分で画像を送った。


「喉乾いたけどポーションしかないや」


仕方無しにペットボトルを開け、習慣のように一本を一気飲みした。


「げっふうう。無味無臭だからいくらでも飲めちゃうんだよなあ」


ジーンズの上に大きく乗っかったお腹の腹囲は80cm超えていそうだ。元々うっすら腹筋が割れているくらい引き締まっていたので、これが自分の身体とは信じられない。

ポーションを飲んだ後の習慣としてステータス画面も見てみた。


「身長160cm、体重52kgと。食べただけあって俊敏性が一時的にマイナス1になってるわ〜...えっ!!!MPが3増えてる!」


今日は500mL一本しか飲んでいないというのに、MPはいつもの3倍増えていた。ついに報われるときが来たのか!

検証のためにもう一本飲むことにした。


「あれえ1しか増えないじゃん!」


たまたま質が良いポーションだったのかなあ。


限界です。つ【お腹の画像】


私は頭脳派ではないので、考察は生産職さんに丸投げすることにした。

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