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第六話

僕の母は、いつも理不尽。


でも、たまに優しい。 


もし優しかったら明日地球が終わるんじゃないかと思うほどに。


優しいのは、体調を崩した時だけだった。


その時は、いつも鬼の形相でいる(そう見えるだけ)母は存在しなく、まるで女神のような人だった。


友達が遊びに来た時も優しいけど、友達が帰って見えなくなったらまた怒ってくる。


でも、今はあまり怒っていなかった。


はっきり言って気味が悪かった。

でも母の言葉でやっとなぜだかわかった。


母は、僕が能力を持ったことに気が付いたらしい。(親子同士の直感的な?)


いつもきつく当たっていたのは、追い詰めれば能力が開花すると思っていたかららしい。


たしかに開花しそうで、そんな話も聞いたことがあるようなないような・・・


そして、母が僕が能力が開花そたので、母の能力を教えてくれた。


それは、「矛盾を生み出す能力」だった。


最初は、能力の内容がよくわからなかった。


だが、わからないということを(親子同士の直感的なもので)気づいてくれたらしく、能力の内容を教えてくれた。


母の「矛盾を生み出す能力」は文字通り矛盾を作る能力だった。


例えば、飼い犬を「野生の飼い犬」にしたり、ちょっと怖いところだと死体を「生きている死体」にしたり。


こんなふうに、矛盾の片方さえあれば矛盾にすることができるらしい。


そして、扱いはすごい難しいらしい。(予想はついていたけど)


母の能力の説明が終わったところで、僕の能力について聞いてきた。


僕は、脆弱・貧弱・病弱・虚弱

      になる能力

と能力を進化させる能力があることを説明した。


そして、最初に言った弱ばかりついている4つの能力は、常駐能力だということも説明した。


そこまでは、母にも納得がいっていた。


だけど、能力を進化させる能力だけは、母でもわからないらしい。


そして、母から一つの提案があった。


その内容は「どうだ、安夫。貴様も鬼にならないか?」ではなく、母の能力で僕の能力に矛盾を作れるんじゃないかというものだった。


最初は、僕も嫌だった。

だって、能力に矛盾って怖そうじゃん。


だけど、母の説明を聞いたら納得がいった。


僕の脆弱・貧弱・病弱・虚弱を矛盾させて

 

 ・脆弱⇔強靭

 ・病弱⇔健康

 ・貧弱⇔豊富

 ・虚弱⇔強健

の能力を増やすらしい。


確かにこれならプラマイゼロで収まって・・・くれるよね?


まぁ、収まってくれると信じるか。


そして、エオンから帰ったら早速試してみることにした。


帰る時も、この能力のせいでだいぶ苦労がかかった。


いつもなら、5分もあれば駐車場まで行けるのに僕が疲れてしまうせいで途中途中休んでしまうので20分もかかってしまった。


そして、無事家の帰ってきた。






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