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青葉君と柳田君  作者: とっぽっぽ
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後ろの正面だ~れ?

「なんか面白いことないかなー」


よくある暇な大学生の言葉である。


俺こと青葉聡は暇を持て余していた。

面白いことが大好きだが、あまり自分から動かない質である。


最近友人Aこと柳田の殺意が高くなっている。

不思議だ。いろいろ連れ出して遊んで(柳田で)いるのに。

感謝されこそ恨まれる筋合いはないのに。



「もうしょうがないな~柳田君は~」


「急に呼び出してそこから入るの?」

「用事は何なん?」

「自殺願望?」


「高い、殺意が高いよ~柳田君。」


「当たり前だ!!!胸に手を当てて考えてみろや!!!」


「?」


「何故だ?胸に手を当てて考えてもわからない顔するのはなぜだ?」

「青葉と俺はどうしても分かり合えないのか?」


「何故魔王と勇者の最後の会話みたいになっているの?」


「それすらもわからないのか?やはり始末するしかないのか?」


「考えがサイコだな!!!しかも物騒!!!」


「気づけ!お前だそれは!!!!」


「さぁて、そんな柳田君に朗報~~パフパフ」


「何なん?そのメンタル?」

「会話急ハンドル過ぎない?」


「彼女が欲しい~いい人はもう嫌だ~と宣う柳田!!!」


「うっさいぼけ!!宣う言うな!!!」


「第一回彼女募集選手権~~~」


「何回もある感じで言うな!!!一回でいいわ!!!」

「・・・・え?何する気?嫌な予感しかないが?」

「お前だし?」


「失敬な!!!!ちゃんと見つけたわ!!!」


「マジで!?見つけたの!?」


「エントリーナンバー1番洋子ちゃん!!!」


『よろしく~』


「かわいい!確かにかわいいが・・・・・二次元だねこれ。」

「画面上だね。」


「文句あんのか!!!残念君!!!」


「それ新しい悪口?」


「続きましてエントリーナンバー2番グッサン」


「名前からして男だよね。」


「byにゃんこ大先生尊敬します。」


「呼んでくんな!!!さらに前そいつキモって言ってたぞ!!!」


「続きまして~エントリーナンバー3番スズさん」


「誰?マジで。」


「お前の後ろにいる。」


「・・・・?誰もいないよ?」


「ここで有名な霊能力者さんをお呼びしました~」




無言で柳田君はダッシュしました。

あまりにもマジ顔でこちらが引きました。

ちゃんと落ちとして君にはこれしか紹介できないよってセリフ考えてたのに・・・。


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