北って意外と安全らしい。
「なんか面白いことないかなー」
よくある暇な大学生の言葉である。
俺こと青葉聡は暇を持て余していた。
面白いことが大好きだが、あまり自分から動かない質である。
先日は温泉に行った。
露天風呂で飛び込みクロールしたら追い出された。
解せぬ。
「最近呼び出しなくて平和D・・・・ゲフン。・・・心配してたぞ?」
「え?言い直しても間が開いている?」
「そry・・ゲフン。・・・・心配してたぞ?」
「それでは今日の目的を発表しま~す。」
「メンタル強いな。そのままで行くとは」
「今日日、やれダーツだ、やれサイコロだといろいろありますが。」
「え?旅フラグ?」
「旅ってそういうもんじゃないだろ!!!ということでチケット取りました。」
「どういうもんだよ・・・。え?これって・・・」
「そう!!!北と旧ソのチケットです!!!」
「危なすぎる!!!チョイスおかしい!!!」
「?」
「本気か?貴様本気なのか?」
「・・・って呼び出されたってことは?」
「もちろん。君のチケット。」
「俺だけかよ!!!ホントだ!!!名前俺!!!」
「お前の名前がない!!!」
「え?危ないじゃん?」
「俺も危ない!!!」
「君は・・・・多分・・・大丈夫?」
「根拠なし!!!疑問形!!!よし!!!キャンセル!!!」
「待って待って。待ってテバ~」
「なんだ?なにを待てというんだ?」
「これで道中の撮影ヨロ」
「だから行かないって!!!」
妥協して二人で北に行きました。