水族館ってイルカショー必ずあるよね?ないとこあるけど。
「なんか面白いことないかなー」
よくある暇な大学生の言葉である。
俺こと青葉聡は暇を持て余していた。
面白いことが大好きだが、あまり自分から動かない質である。
先日は深海魚を釣りに行った。
カサゴって深海魚だったんだね。知らなかった~。
「青葉よ、この間の事謝罪がほしいんだが?なし崩し的に釣りに行き、全て出してもらったとはいえあまりにもひどいからな?」
「チィース!柳田さん、チィース!今日はどうしたんですか?」
「え?何その絡み?あと呼び出したのお前。」
「今日は要件から入ろう。」
「キャラブレ如何にかなんない?キツイんだが?」
「リュウグウノツカイ釣りたかったー――!!!誰だよ深海魚釣れるって言ったの!!!」
「一応カサゴは釣ったよ?深海魚はリュウグウノツカイ一択じゃないからね?」
「あと要件言ってないからね?」
「ということで今日は水族館行きます。」
「・・・繋がっているような、いない様な。あと謝罪は?」
「?何故謝罪されると思っているの?不思議~不思議だな~?」
「最終的に刃物が決定的だったからな?仕込んだのお前。ハイ論破。」
「正直スマンかった!!!」
「なんなの?そのテンションも口調も主張もすべてブレブレな感じ。情緒不安定なの?」
「はい、ということで今日は動物園に行きたいと思います。」
「いきなり行先変わってんだが・・・。ブレ幅ハンパねぇ・・・」
「何なんだよ!!!お前は!!!何でもかんでもケチつけやがって!!!反抗期か!!!」
「え~?また上がったよ。めんどくせぇ~。」
「はい、ということで柳田君の実家に行きたいと思います。」
「急に不穏な方に行先変わったな!行かないよ?」
「はい、ということで、こちらが柳田の実家に行った動画です。」
「なんで実家知ってんだよ!!!教えた覚えないぞ!?」
「し、調べたから???」
「なにやったんだよ!!しかも自分も少しあいまいなの何でだよ!!」
「ではⅤスタート~~~。」
「始めんな!クソ!!!気になって見るじゃねぇか!!!」
柳田母
『勝~。元気~。青葉君から警察に捕まったって聞いたよ~。何やってんの?』
「捕まった原因、今目の前で動画撮っているやつ!!!しかも、わざわざ、うちの実家に告げに行くって正気か?」
柳田妹
「キモっ」
「」
「息して~。」
「っは!!!びっくりしすぎて止まったわ。妹よ、何故ギャルに?さらに兄に対して言葉がキモ二文字って・・・。あれだけお兄ちゃんお兄ちゃんってなついてたのに・・・」
『はい、そんな妄想をしている柳田君にもう一言』
「怖っ!!!よく予想でセリフ分かったな?」
柳田妹
「死ね」
「また二文字!!!二文字以上喋れない呪いでもかかってんのか?」
「続きはウェブで~」
「またアップしてんのかよ!!!ふざけんな!!!」
「さすがに鍵付きだよ?」
「俺見れないじゃん!!!お前教える気なさそうだもん!!!」
「決めつけんな!!!教えないけどな!!!」
「やっぱそうじゃねえか!!!」
一緒に水族館に行きました。イルカショー最高。最前列で柳田だけが水被ってた。