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夫と私

年の差夫婦の日常

作者: ごろり

 私と夫は、年の差夫婦だ。

私の方が夫より10も年上なのだが、それに加えて身長差もかなりある。

夫は185センチ、私は155センチと、30センチもの差があるのだ。

 ネタ的には美味しい二人かも知れない。

よろしければ、物語作りのキャラ設定にでもご笑納ください。


 それはさておき、突然だが、私ははっきり言って片付け魔だ。

無駄な物は買わないし、置かないことを心掛けている。

断捨離だってしょっちゅうやっていて、家の収納スペースには余裕がある。


 対して、夫はコレクション魔だ。

好きなアイドルのグッズ、ご当地キューピー、ゲームソフト、子どものとき集めてたドラゴ○ボールのカード……などなど。

夫の部屋だけはカオスとなっているが、勝手に片付けると怒るので、もはや放置である。


 物を増やさない主義の私であるが、必要であれば買い物くらいする。

ある日、私は通販で大鍋を買った。

今使っているものがそろそろ寿命なので、暫くしたら暇をやろうと思って予備を購入したわけである。


 我が家の収納力には余裕があると、先ほど自信たっぷりに説明した通り、キッチンの吊戸棚も全く使わずスカスカだ。

新しい鍋はそこそこ大きく、他の収納場所には、さすがにそれを仕舞う余裕がない。

私は仕方なく、その吊戸棚にくだんの鍋を仕舞って置こうと思いたった。

背伸びをすれば何とか一番下の部分には届くだろうと、おもむろにその吊戸棚を開けた瞬間……

 

ドサドサドサッ!

何かが大量に頭上に振ってきた!


ギャーー!

私は動転した!


なになになに!


それは、大量のお菓子だった。


夫の仕業だ!

夫は自分の好きな銘柄のお菓子をそこに大量にストックしていたのだ。

甘いもの、しょっぱいもの、ありとあらゆるジャンルの、夫お気に入りのお菓子がキッチンの床にバラバラと散らばっている。


普段から、私の背の届かない冷蔵庫の一番上の段に、コンビニスイーツや酒のつまみなど隠しているのだが、ここは盲点だった……!


 私は慌てて家中の吊戸棚や天袋を開けて回った。

しかして、そこが夫のコレクション保管施設と化していることを知ったのであった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 冷蔵庫の一番上の段だけでは足りなかったのですね? 冬ごもりの準備ですね。 [一言] スペースが余っているなら自由に使えばいいと思うけど、落っこちてくるのは困るなぁ。
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