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第五話・これは恋?友愛?親愛?

 

妖精さんを呼び出したあとの俺は今…

セルブナ国とセレンハーツ国の間にある城でリリアール様にあっています

すげー緊張する…リリアール様と話すの2回目で前回リリアール様に仲良くない宣言されたし…

とりあえず会うかなぁ


カチャ

部屋の中には小さめの机、椅子が2つ、お菓子と紅茶の乗ったワゴン…

その隣にリリアール様が優雅に紅茶を飲んでいた


「天気がいいですねリリアール様」


「そうね…」


なんか深刻そうな顔してるけどなんかあったのかな?

え、もしかして気に食わないから婚約破棄とか?

この婚約は俺の父さんがゲームで勝ったから決めたやつだから

別に断ってもいいんだけどね

父さんとセルブナ王との間に借りができるだけだから

でも…リリアール様可愛いからできればリリアール様がいいんだけど

で…どうしたの?


「どうしたの?」


「あのラード第一王子様…

 この前は緊張してて仲良くしないなんて言って、ごめんなさい…」


「そ…」


よかったぁ、嫌われてたわけじゃなかったぁ…

よ、良かったよぉ…


「そ?」(やっぱりゆるしてもらえないのかも…)


「そんなことか、深刻そうな顔してるからなんかあったのかと思ったよ…」


「え?そ、それは許してくれるの?」


許す?

別に怒ってないしなぁ…

あ、そうだ!


「許すというか…僕は別に怒ってなかったんだけど…

 それでも謝りたいなら…リリア様って呼ばせてよ、

 あと僕のことはラードで良いからね?婚約者同士なんだし…」


「そんなのでいいの?じゃあ…私はラード様って呼ばせてもらうわね」


様付か、ラードでいいって言ったんだけどなぁ…

まぁ、俺も様付だしね


「リリア様は趣味とかある?何が好きなの?」


「私は刺繍や読書が趣味よ、好きなのはラベンダーの刺繍で本は

 『花咲く夜に迎えに来た騎士』というのが好きなの、恋愛小説なのよ」


ラベンダーの刺繍が好きなのはわかったけどそんな本あんの?

知らなかった、今度取り寄せてもらお…

リリアール様がどんな本が好きか気になる。


「そうなんだ…刺繍はやったことないからわかんないけど僕も本は読むよ、その本は見たことないけどね」


「ラード様は普段どんなことをやっているの?」


父さんの仕事手伝って、言葉が違う国の人と話して、本読んで学んだり…

普段はそんな感じかな


「僕?僕は…陛下の仕事を手伝ったり、違う国の人と話したり…

 本を読んで学んだり…かな?」


「趣味とか好きなものの話をしているのだけど?」


あ、好きなものの話?

それなら…魔導作りが好きかな


「あーそっかぁ…趣味と言えるのは、たまに作る魔道具かな?

好きなものにも魔道具が入ると思うよ」


「魔道具?すごいわね…

 私はそういうの全然わからないから、今度教えてくれないかしら?」


知らないのかぁ、せっかく知りたいって言ってるし教えたいなぁ

でも…暇な時ってあんまないな?

そうだ、ここに持ってくればいいよね、簡単な解決方法だった


「いいよ、暇なときに…

 あ、じゃあ、次会うとき作るための道具をここに持ってくるね」


「…ありがとう、楽しみにしてるわね」(微笑みかっこいい!)


あ、そろそろ時間…名残惜しいしもっと話しして仲良くなりたいけど…

確か人と合う約束があったと思う


「そろそろ時間だから、ごめんね、また…来週かな?じゃあね」


「そうね、また来週ここで会いましょう」


ニコって笑った可愛い…


ーーーーーーーーー


その後、王子は違う言葉で外国の偉い人と会話をしたよ!

今気づいたけど、なんか国同士近い気がする…

矛盾だらけだけど許してね!

あ、多分転移とか使えるんだよ、王族とか、王族の血が入ってる人は!

(むりやりの辻褄合わせ)


ーーーーーーーーー


「んふふふ、ラード様にリリア様って呼ばれちゃった♡

 ラード様ってよく見ると『花咲く夜に迎えに来た騎士』の挿絵の騎士に似てる、と言うか髪と瞳の色以外はそっくりね

 それに気付いて怖さと緊張が減って謝れてよかったわよね

 最後の方はもう仲良しと言っても過言ではなかったわ

 来週が楽しみね…」

 


次は来週…と行きたいのですが、妖精パートを挟むと思います。

ではまた次の機会に

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