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第一話・婚約者と対面
俺は、婚約者が居る部屋へと案内されて…
扉を開けるとそこには、美少女が居た…!
すげーかわいい、これが一目惚れってやつかもしれない…
もちろん俺は、そんなこと一欠片も表に出さずに挨拶をした。
「僕はラード・セレンハーツ、セレンハーツ王家の第一王子、仲良くしてくれると嬉しいな」
「わたくしは、リリアール・セルブナというわ、セルブナ王家の第二王女よ、仲良くしなくていいわ、わたくし、婚約しても嬉しくないしあなたなんて大嫌いだから、もちろん役目は果たすわ?でも、わたくしあなたとは仲良くしないわ」
俺は、そう言われて…
すごく傷付いた…!
嫌…だって俺この人と婚約する予定なんだよ!
おかしくない?
性格に難があるってレベルじゃないぞコレ…!
『そうだな…ちょっと性格に難があるが…仲良くできるな?』
じゃねぇーし!
無理だろこれ…!
あっちが仲良くする気ないんだよ…!
もうヤダ…!