表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

チートは読むには楽だが

作者: 兵郎桜花


チートというのは小説家になろうの異世界やファンタジーものにおいてテンプレートと言われるものの一種で主人公が持つと読むのに非常にスムーズになるものだ。


ピンチになるたび強い特殊能力が発動して敵を倒してしまうのだから話がサクサク進むのも当然だ。だが書く方としてはどうだろう。そんなことをすれば話が簡単に終わってしまう、話の展開が早すぎるのだ。


最初の内は敵も弱くていいだろう。だが話がある程度進むと強い敵を出したくなるのだ。毎回同じような敵と戦っていてはテンプレートどころかワンパターンと化してしまう。それはつまらない、まったくもってつまらない。


悪の組織というのは下っ端怪人から幹部、首領までいる。その段階が上がるごとに強さのレベルも当然上がるし主人公が熟練の戦士でない限り簡単に強くなるはずないので苦戦するはずである。


最初は平坦な道を行っていたが徐々に山になっていくという具合だ。ただ山もずっと登ってると疲れるのでまた途中で谷を作って楽な敵も用意しそうだが。


もう一つ言うとただ敵を倒すだけではなくドラマを付けたいというところだ。魔王軍の一人が街で悪さをしてるとしよう。彼は街に常にいるわけではなく外れの塔にいる。主人公はそこを訪れた際街の異変に徐々に気づき情報収集、魔王軍を退治するというわけだ。魔王軍がいるのはダンジョンなのでそこでのトラップや雑魚敵との戦いもあると盛り上がるだろう。


このように、敵の起こした事件に主人公達が入り解決するまでに様々な出来事があるので一つの話でも終わるのにかなりの時間がかかるのだ。ただチートを入れればいいというわけではない。物語自体の盛り上がりが欲しいのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 仰る通りだと思います、中々に難しいところですけど。チートものは書くときに悩まなくていいですけど、パターン化しますね…… [一言] いち筆者として日々精進したいところです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ