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サスペンスを実際に書いて分かったこと

「ペテン師」終わらせたんで、それを書いていろいろと反省したりして、分かったことをここにまとめます。


これは完全に自分の中での方法論なんで、これが一般的に正しいかどうかは別にして、実際に書いた感覚としてね。



①メインキャラクターは必要最小限にする


 ここでいうメインキャラクターというのは、ある程度描写が必要なキャラクターですね。準主人公格というか。サスペンスではなく、推理小説であれば登場人物全員がある程度重要な意味を持つので(犯人候補とか)名前つき全員になるかもしれません。サスペンスの場合は、名前ついてるくらいなら別にいいかな。


 プロットの時点で、できる限りメインキャラクターを削るべきです。少ない方がいい、というわけではありませんが、無計画に増やすといろいろと弊害が多くなります。


 弊害1 何か大きなことが起こった場合、そのキャラクターごとにそれを受けての描写をしなければならないので、描写の量が増える


 弊害2 キャラクター管理(それぞれの心情、動き等)が複雑になって不自然な部分が多くなる


 弊害3 キャラクター同士の複雑な絡み合いが起こって、いわゆる「キャラが勝手に動く」状態がより複雑化してしまう(これは弊害じゃない、という人もいるかもしれませんが、プロットが重要な意味を持つミステリやサスペンスだとプロットを崩す原因になります)


 さて、これらの弊害がつまり何を引き起こすかというと、「テンポの悪さ」です。描写が膨らみ、複雑化し、そしてプロットを崩すと物語のテンポが悪くなります。

 これはペテン師最終話にまさに起こったことだと思います。


 また、伏線を回収しきれなくなったり、あるいは描写が長くなりすぎて物語のサイズが大きくなって結局打ち切りっぽい終わり方になってしまう、ということも起こります。

 ペテン師で言うと、ドラマツルギー的には最終話の前に父親が敵になるエピソードとか神様について掘り下げるエピソードの必要があったはずです。


 というわけで、プロットの時点で工夫して、例えばどうにか一人にまとめられるのだったらまとめるとかして、キャラ数を削る作業がサスペンスやミステリでは必要だと思います。もちろん、どうしても必要だったらキャラの数を増やしたって別にいいんです。そうではなくて、無計画にメインキャラ数を増やすことは避けるべきって話ですね。少なければ少ない方がいい、くらいの感覚でプロットを考えた方が後々うまくいくかもしれないなあ、というのが現時点での感覚です。


 ※ちなみに、キャラを増やしがちなのは推理小説を書いている影響もあるんじゃないかと自省しております。つまり、ある程度キャラ数がいないと犯人がすぐ分かっちゃうから、大体これくらいの人数は登場させないと的な発想が頭のどこかにあったのではないかと。

  今考えれば、極端な話、犯人候補が一人だろうと、あるいは犯人が分かろうとも面白い推理小説がいい推理小説であって、人数が多くて犯人が分からなくしないと面白くない時点でそれはあまり大した推理小説ではないですね。



②プロットの時点で「盛り上がり」の位置を意識する


 映画でもそうですし、小説とかでも(特にサスペンスもの)は、売れているものは構造的にかなり共通しているという話があります。

 物語が始まってだいたいここらへんで物語の全体像が見えて、ここで第一の盛り上がりがあって、ここで急転して、ここでちょっと休憩の軽いエピソードを挟んで……みたいな。

 マニュアルすぎるかもしれませんが、素人が書く以上まずはそのマニュアルに沿うべきでしたよね。一発ネタがあって、そのための仕込みの時期が長すぎたり、あるいは本当に仕込みのための描写でそこでは全く面白味がない、とか結構最終話にはなりました。第一話とか第二話はそれなりに大ネタの仕込みの部分でも小ネタがあったり派手な色々があったりとかあって、最終話よりは読みやすかったはずです。


 プロットの時点で「ここらへん退屈になりそうだからオカズを何か挟んでおこう」とか、そういう構造も含めてプロットを組むべきです。そこの配慮が足りませんでした。



③設定等々のあやふやさ


 わかってましたけどね、人物描写が薄いっていうね。

 で、これって例の①にも関係があるんですけど、キャラ数減らして代わりに一人ひとりのメインキャラの描写をもうちょっと掘り下げるべきでしたよね。

 キャラの書き分けとか、キャラクター造形とか、ここら辺はカタザトが苦手としているところですが、何とかしなければなりませんね。


 うーん、何だか変な気がするけど、やっている人もいることだし、キャラクター設定をまとめて書いておいたりしておくべきでしょうかねえ。ということを今、書き方を書きながら思いました。

 というより、異世界モノ書いている割に設定集みたいなのを組んでいないのがまずい気はしますね。自分で設定忘れて読み直したり結構しますから。

 次から、キャラクター設定とかの設定をまとめたメモを書く。簡単なメモでいいから、それをしておいた方がいいの、かなあ。

 うーん、自分の小説の設定集を書くのか……経験がないからいまいちよく分からないな。

 ちょっと、そっちの方向で努力してみます。あるいは、今からでも練習がてらペテン師の設定集を作ってみるとか。

 実際、異世界モノであろうがなかろうが人物描写は少なくとも絶対必要ですから、苦手な人はやってみます? 設定集。

 逆に、ほかの人はどうやっているのか聞きたいところですね。



 とりあえずこんなところですか。

 他にも「ペテン師こうした方がよかったんじゃない?」というご意見等ございましたらください。

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