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ジャンルとしてのサスペンスとは

 先の話ですが、今書いている推理小説が一段落したら、サスペンスものを書きたいなと思って、まずはここで方法論を固めようと思って書いてみます。





 サスペンス、といってもどうも明確な定義があるわけでないようなので、ミステリとか推理小説とかとの話と同じく、まずはそこから書かなければいけないですね。





 一般に、サスペンス=ハラハラドキドキな気がします。ただ、じゃあ恋愛でハラハラドキドキするのはサスペンスだから恋愛小説ってサスペンス小説なのって言われると確かに違和感があるし、ホラーだってハラハラドキドキはしますしね。





 ひょっとしたらサスペンスはジャンルとして捉えたらホラーや冒険や歴史や恋愛などのほとんどをカバーしてしまうものなのかもしれません。ですので、「サスペンスはジャンルというよりも要素として捉えた方がいい」とここでは仮定します。サスペンス要素ってやつですね。





 ステレオタイプのサスペンスと言えば、犯罪とか殺人鬼、何らかの事件が絡むやつです。作者にとっては完全にそうです。

 で、それは作者だけの勝手な思い込みというわけではないようで、その証拠にサスペンスとミステリの区別が分からないよーという意見がちらほらあるようです。





 さて、サスペンスを要素として捉えるなら、ここの問題は簡単です。ミステリというジャンルに、サスペンス要素があるというだけの話です。

 が、どうもそれには違和感があります。極端な話、ほのぼののんびりした「日常の謎」ミステリに、サスペンス要素があるのかということです。まあ、ないですね。




 つまりミステリというジャンルにもサスペンス要素を持つものと持たないものがあるということです。

 その中で、サスペンス要素を多分に持ち、そのサスペンスの部分を重視している作りのものが我々がサスペンスと一般に呼ぶものの正体なのではないでしょうか?





 「いわゆるサスペンス」=「サスペンス要素の濃いミステリ」

 としてしまいましょう。

 さあ、これで「ミステリの書き方」でサスペンスについて書いてもおかしくありませんね(無理やり)





 それでは、どうすればサスペンスミステリ(サスペンス要素の濃いミステリのことを以後、こう呼称します。要するに、いわゆるサスペンスです)を書けるのかを以後検証していきます。

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