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真実の涙  作者: 千夏
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いい加減

千影は電話で祖母に由香里のことを愚痴るようになった。

始めはいろいろ聞いてくれて、慎二に注意するといってくれた。

でも千影は違うと思った。

それって注意されてやめることなの?

自分の意思で悪いと思わないの?

「言わなくていいです。」(千影は注意するという祖母にいつも言っていた。)

そういう攻防が何か月も続いてた。

慎二は祖母にいろいろ援助しているので祖母も立場が弱かった。

慎二にうるさく攻められた祖母はもう何も言わなくなった。


ある日電話の最後に祖母はこういった。

「私も頑張るから千影さんもがんばりなさい。」(祖母)


これって?どういう意味?

なにを頑張らなきゃならないの?


テレビで85歳の夫が元気だったのにあっという間になくなった番組をやっていた。

生前妻と2人で生きてきたのだ。

どこに行くのも一緒。

いいなあ。千影はつぶやいた。

私は80歳まで生きられるのかな?

いえいえ、70歳でも生きられるのかな?

あと15年。

無視されて15年?

ばかみたい。


一度しかない人生。頑張るって人がいる。

でも・・

千影はある人から言われた。頑張るな と。

確かにその人をずっと見ていて思った。

頑張りすぎて壊れのだ。

石橋をたたきすぎて壊していったのだ。


それ以来頑張るのが怖くなった。

慎二は石橋をたたき過ぎるタイプだ。

壊れる そう思うので千影はすごくいい加減に生きている。

もし真面目に生きれば石橋を壊すであろうし

病気にでもなってしまうであろう。


人はいう。

千影っていい加減。

千影は思う。

よかった。今日も由香里の事をいい加減に考えれた。

真剣に考えてたらノイローゼになってしまう。


由香里は今日もいう。

奥さんそんな怒るのですか?

先生かわいそう。


本当にかわいそうなのは由香里の旦那でしょ?

信じているんだから。

そう千影はいってやりたかった。


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