旅行
いつも休みになったらいろんな外国に旅行に行って楽しんでいた。
が由香里と不倫しだして2人旅行へ行っても嘘ばっかりつかないといけないので
癒されなかった。だからお母さんを連れて3人で行くことにした。
祖母は足が痛いらしく足手まといになるから気持ちだけでいいよと
遠慮したが、一緒に行くことになった。
千影も慎二と2人でいっても嘘ばかりつかれるので祖母が一緒の方がよかった。
やはり温泉に行き、お寺巡りであったが千影は楽しかった。
何故なら2人だと慎二にずっと文句を言われるがその矛先が祖母に変わるのであった。
案の定、車のドアの締め方から文句がはじまった。
「そんなにきつく閉めなくてもドア閉まる。車が壊れるやろ。」慎二
お寺にいくたびに荷物を持つと鞄がやたら重たい。
「これ何はいっとんや?こんなに荷物いらんやろ?なんでこんなに重たいんや。」
鞄が重たいのには理由があった。皮のいい鞄はそれだけで重たい。
水分補給の為にミネラルウオーターをいれていた。
財布がまた重たい。携帯はもう今では珍しいほど古くて重たいのであった。
母は迷惑かけてはいけないので小銭などもっていたがそれも重かった。
水分も倒れたらいけないし、お財布も自分が出そうともってきているのだ。
こんな感じなので始めは千影もすごく気を使っていたがそのうち慣れてきた。
なんやかんやいいながら2人は仲がよかった。
親子ねー。
千影はそう思っていた。
お寺にはいり3人でおみくじをひいてみた。
「わー 吉だ。お母さんは?」千影
「うっ 凶だ。慎二は?」千影
吉だ。
中身を読んでみると吉なのに悪いことばかり書いてあった。
正に不倫やめろとばかりだった。
反対に千影はいいことばかり書いてあった。
慎二のおみくじを見て、吉だからいいとは限らないんだ。と千影は思った。
「悪ければむすんで帰ればいいんじゃないの?」千影
売り子に聞いてみると
「それは現在の状態を表しているので持って帰ったらいいものですよ。」
「ふーーん そうなんだ。」千影
お母さん大丈夫なと思ったが気にしている様子もなかったのでまた次のお寺まいりにでかけた。
お庭のとってもきれいなところだった。
すごく立派で神殿にスロープと階段とつながっていた。
「スロープで降りてみようよ」千影
「お前降りろよ」慎二
「じゃあ下でまっててよ」千影
スロープには赤い鳥居のような屋根がありとっても素敵であった。
こっちからおりればいいのに。千影はそう思った。
下におり慎二達を探した。
「えっ?」千影
慎二達はおみくじをまたひいていた。
「なに?!」千影
気にしていたのはお母さんではなく慎二だった。
今度はお母さん 吉 慎二 大吉であった。
「そんなん何度もひいていいもんなん?」千影
「今の状態あらわしとうからいいんや。」慎二
絶句
そんなもんなの?
良くなかったら何べんもひいていいの?
わからない。
そんなことしたら有難味がなくなってしまうような気がするけれど
千影は友達に聞いてみた。
「いいんちゃうん?」友達2人ともそう答えた。
それってどうなの?
凶の人達が大吉になるまでひき続けてそうなればやめる。
で、皆大吉。運はよくなった。
ってね?皆、幸せになるまでひく。
じゃあ皆幸せになれるの?
そうなの?
千影はわからなくなった。




