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真実の涙  作者: 千夏
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お盆

千影の両親は早くに亡くなっていた。

毎年千影の実家にお坊さんを呼んでお経をあげてもらうのでその日も

慎二に時間を告げた。

「4時にお坊さん来るから早めに行こうね。」千影

「あっ、その日は研究会があるので時間までにいく。」慎二

「ふーーん。」千影


当日

「じゃあ。いってくるわ。時間までに行くから。」慎二

行こうとする慎二に

「あっ。私も乗せていって。」千影

そう言うと車にさっとのりこんだ。

{慎二はこんな日には由香里と会わないよね。

お盆で千影の両親が帰って来ているのにまさかね。}

千影はどうしても我慢が出来なかった

ついていくことにした。

「どこで下せばいい?」慎二

「車どこにおくの?そこでおりるからいいよ」千影

「不便だから途中で降ろすよ?」慎二

「かまわないから、時間早いからぶらぶらするから」千影

「なんや。それやったら家にいて電車できたらよかったのに。」慎二


さすがに慎二は会場に車を止めた。

千影は安心してぶらぶら時間をつぶした。

時間がないから今日は会わないんだろうな。

と思いつつも暫くたってまだ自動車を見に行った。

あった。わかっていたが何故か安心した。

実家に行き慎二が間に合うのか心配しながらも待っていた。

お坊さんより少し前にまにあった。

「よかった。」千影は胸をなでおろした。

そこは二間続きで離れたところにソファーが置いてあった。

お経が始まった。

座布団が一杯あいていたので、前にくるようにうながしたのに

ソファーに慎二は座ったままそこでいいとジェスチャーをした。

座布団が一杯あいているのになぜ前へこないの?

1人後ろ離れたとこにいた。

由香里と不倫しているからうちの両親にあわす顔がないの?

足が痛いふりをすればいいと思ってるの?

千影は悲しかった。

それとも本当に痛いの?

{来てくれただけで感謝しなきゃ。}

気持ちを振り払い千影は慎二に言った。

「有難う。」


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