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真実の涙  作者: 千夏
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怒り

ちょっと前

千影は時々やり場のない怒りにうちのめされていた。

「無視するな。普通にしゃべれよ。」(千影)

無視されることに我慢ができなくなった千影は強い口調で言った。

「無視してへん。しゃべっとうやろ。」いつもの慎二の答えだった。

馬鹿にして。

気がつくとふすまをたたいてた。

手が痛くなって我に返った。

襖が破れボロボロだった。

指の骨が折れるかと思った。


「あーあ。こんなに破いてどうするの?」慎二がつぶやいた。

そういうと仕事にでかけていった。

「ふーーんだ。破れたら直せばいいでしょ。」(千影は大声で叫んだ)

まだ気はおさまらないが襖の紙を買いに行った。

とりあえず張ってもとに戻しとかなければ。

結構しんどかったがなんとか張れた。

もう襖にあたるのは止そう。

自分がボロボロになっていく。

意外としんどいわ。


またある時はそこにあったつかんだものを思わず投げていた。

もちろん慎二に当たらない様に。

千影の場合ものと自分を壊すのであった。



が慎二は悪いことに歯磨きをしていたので洗面台に投げてしまった。

「がちゃん。」

「しまった。」(千影)

洗面台にひびがはいってしまった。

「あーあー。また壊して。」慎二は呆れるように言った。

「ふーーんだ。割れたら修理すればいいでしょ。」(千影)

表面だけで割れは下までいってなかった。

アロンアルファでとりあえず修理をした。

割れを見る度に千影は悲しくなった。


またある時は慎二はシャワーを浴びていた。

かすかに鼻歌を歌っていたのだ。

由香里とデートしてきて楽しくお帰りであった。


むかっ・・千影の怒りが最高になってしまった。


思わず机にあった人参を手に持ち閉まってあるドアに投げつけてしまった。

「ガチャン」

「えーー。なんや。びっくりした。また壊して。」(慎二)

プラスチックのドアの一部が割れてしまったのだ。

「あーーあ」(慎二)

慎二はいくら千影が怒ってもなんとも言えないのであった。

また落ちた部品を集め直そうとしたが意外とむつかしいのであった。

「壊れれりゃ直せばいいのよ。」千影は開き直ってつぶやいた


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