ダイヤモンド
千影はマレーシアに行ったときにネックレスを慎二にかってもらった。
すごく安かったけどデザインが気に入って 嬉しかった。
が、それについているダイヤがぽろぽろとれてきた。
{えっ ダイヤがおちるんだ。}(千影)
とれる度に沸々と怒りがわいてきた。
飛行場で待っている間やたら宝石店に入ってみている慎二。
「何かかってくれるの?」(千影)
「時間があるからみているんや。」(慎二)
あきらかにおかしい。
千影には安いネックレスを買い与え由香里にはブランドものの素敵なネックレスを与えていた。
千影はうすうすわかっていたがわからないように努力していた。
知りたくもなかった。
が ダイヤが落ちるたびに現実にひきもどされてしまう。
どうしても考えてしまう。
悔しい・・
ひどい。
由香里は素敵なネックレスをもらい目を輝かせていた。
「有難うございます。高かったでしょ? 先生大好き。私。一生 先生についていきます。」(由香里)
{こんな金ずる離すもんか。}しっかり頭のなかで計算していた。
もう笑いがとまらなかった。
どっちに転んでも自分は安泰。
公務員の妻をしながら医者にブランドものを買ってもらう。
ふふ
思わず声を漏らした。
「なんか楽しそうだね?」智明が由香里に声をかけた
「私あなたと知り合えてしあわせよ」由香里はそういうと智明に身をよせた。
こんな事をしていて果たして本当に幸せになれるの?
公務員の妻なんてなかなかなれるもんじゃない。
こんなことがしれたら妻でいれるの?
素敵な旦那様なのに。
せっかく幸せを手にいれたのに。
人の人生をむちゃくちゃにして楽しいのね。
自分達だけ幸せでよかったね。
由香里にいってやりたかった。




