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真実の涙  作者: 千夏
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最近千影は物忘れがひどくなってきた。

気がついたらいつも旦那の不倫のことが頭のなかをぐるぐるまわっていた。

考えたくないから忘れようとしている自分がいるのか、

忘れたら楽になれると違う自分がいるのかわからなかった。

でもこのままだと危険だわ。千影は感じていた。


いつものようにテレビをみていると何故か違和感をかんじた。

なにかな?あれ? 右の耳をおさえてみて次に左の耳を押さえてみた。

明らかに右の耳が聞こえにくかった。

別にいいや。

千影は6日ぐらいほっておいたが何気なく慎二に話した。

「突発性難聴だったら困るからみてもらったら?1週間以内にいかないと治らないぞ」

そういわれ千影は驚いて耳鼻科に行くことにした。


「ふーん。確かに低音が聞こえにくくなってますね。

 突発性難聴ではありません。ストレスからなります。

めまいはしませんか?寝れなくないですか?

薬を出しておきますのでまた1週間後にきてください。」耳鼻科の先生


ストレス?

そうだろうね。

ストレスだらけだもの。

いろいろ嫌だからすぐ寝るようにしたらあっという間に寝てしまうようになってしまった。

寝てる間は嫌なことを忘れてしまうから。

現実が嫌だから睡眠に走っているんだろうな?

薄々どこかでわかっている自分がいた。

でもまあいいや。

目覚めると違う世界になっているかな?

幸せな自分がいるかな?

何かがかわっているかな?

ありえないとわかっているが睡眠に逃げ込む自分がいた。

寝れるだけ幸せだわ。

千影はそう思っていた。

聞こえにくいみたいだが支障はない。

まあ困らないからいいか。

千影は小さくつぶやいた。


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