病院 1
慎二と千影は祖母の家により3人で病院にむかった。
祖母はとても1人では病院へはいけないというのであった。
車の中は重苦しい空気が流れていた。
祖父は近くの病院に薬をもらいにいった帰りに、
倒れたらしい。
しばらく椅子でまたされた。
警察の人が2人やってきて慎二と話はじめた。
祖父はふらふら倒れたらしい。
それを見ていた車がすぐそばで壁にぶつかったそうだ。
慎二は納得いかなかった。
あんなに元気だった祖父がふらふらするわけがない。
絶対おかしい。詳しく聞いていた。
だいぶたってようやく祖父の面会になった。
集中治療室にとうされた。
そこには意識のない祖父が横たわっていた。
慎二は悔しくて仕方がなかった。
あんなに元気だったのに。
絶対事故だ。
許せない。
相手に対する怒りで頭がいっぱいになった。
千影は2日前から現実ではなく
まだ夢の中にいるような気がしていた。
ついさっきまで元気で普通に話している祖父が
そんな状態とは信じがたかった。
「これって現実かしら」心の中で千影は思った。
「お祖父さん」(千影) 顔がはれていた。
呼びかけてももちろん意識はなかった。
「ああ、お父さん可哀想に」(祖母)
泣き崩れるのかなと思ったが祖母は結構気丈であった。
きっと以前祖父が病気した時点で覚悟はできてたようだ。
話によると頭蓋骨がわれていた。
石が落ちていてそこに頭をぶつけても
頭蓋骨がわれるそうだ。
しばらくそこにいたが入院の手続きがあるというので
千影は部屋を出て手続きをしにいった。
はじめ若い女の子が対応してくれたのだが
事故扱いにするかどうかになるとしっかりした男の人にかわった。
事故になると費用は相手もちになるらしい。
とても優しく説明してくれた。
が
「どちらにしても請求額は払ってもらいます。」(男の人)
ちょっとすごみをおびた感じでいわれた。
あー、これが言いたかったんだ。
千影は少し怖かった。
普通扱いにしてもらう事にした。
看護婦さんにいわれた用品を買いそろえ
また椅子で待っていた。
警察がきて慎二と暫く話をしていたのだが
祖父の状態がかわらないので一旦家に帰ろうということになった。
とりあえず慎二は祖母をつれてかえった。
千影はそこから1時間離れている自宅へ帰った
あー疲れた。
いったいどうなってるのやら、
千影はこれからおこることの最初であるとはまだしらなかった。




