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真実の涙  作者: 千夏
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インフルエンザ

3月16日(日曜)

慎二は朝から調子がよくなったのでいつものようにテニスに行く準備をしていた。

「どこ行くん?」(千影)

「どこ行くってテニスに決まってる」(慎二)

相変わらず無視しながら答えた。

「ふーーん。」(千影)意味ありげに答えた。

実はテニスに行く前に慎二は時々、由香里に会っていたのだ。

由香里の家はテニスコートのすぐそば。

テニスの格好をしていけば千影にはわからないのであった。

もちろん由香里とあったあとテニスをして帰るのであった。

由香里の旦那は日曜の朝、時々サッカーの試合の為早くでかけるので

そういうときは連絡して由香里がマンションによびいれるのであった。

「先生。今日は誰もいないので家に来てもらって大丈夫ですよ。会いたいです。」(由香里)

その為、都合がいいので何とか理由をつけて引っ越そうとはしないのであった。


「どこか、引っ越そうか?あの奥さん変だよ。怖い」智明

「ううん、大丈夫。警察が守ってくれるし、ここ便利だし、安いし、引っ越したらまたお金かかるでしょ?

 これから2人の為にお金ためなきゃ。」(由香里)

「そうか?心配やな」(智明)

 身の危険よりもお金の心配してくれる由香里に智明は暖かいものを感じていた。


智明、もし本当に私がストーカーだったら普通、怖いから引っ越さないですか?

家までわかられているんだから、お金の問題じゃないでしょ。

いい加減、由香里のひどさ気がついたら? 千影は智明にこう言いたいが言えなかった。

3月20日(木)

朝の診察が終わりまた遊びにいくだろうなと思っていたらお昼ご飯を食べても家にまだ慎二はいた。

「学会いかないの?」(千影)

「今日はしんどくて体が痛いから家で寝てる。」(慎二)

「ふーーん。」(千影)

3月21日(金)祝日であった。今日は休みであるが

慎二は相変わらず家でごろごろしていた。

どうも風邪とインフルエンザになったらしい。

しんどくて体じゅうが痛いので寝てる。とのことだった。

もちろん由香里にうつしたらいけないので由香里と会わないんだ。由香里に会わない時だけ家族の為にいるみたいなふりをして、元気になったら家族を見向きもしないででかけていく。これって何?

「先生。私は元気です。早くよくなってくださいね。会えないなんて寂しい。

先生に早く会いたいです。」(由香里)



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