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真実の涙  作者: 千夏
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問い

千影は友達にいわれた。


「騙されてるほうが幸せだったね。」(友人)

そうなのかな?

そういえば知らない時のほうが幸せだった。


「世間にもまれるということは汚くなるということね。

綺麗な心を持ってても何もならない。

ずるい人間のほうが得をする。」(友人)


うーーん。

そうなのかな?

2人で信じて助け合って同じ方向を向いて生きていけると思ったのに。

違うのかな?

ずるくならなければ駄目なの?


智明は騙されていて幸せなのだろうか?

由香里を信じきっていて幸せなのだろうか?

一生 騙されてるほうが知らなくて幸せなのだろうか?

それとも薄々気がついているが知らないふりをしているのだろうか?

聞いてみたい。

本当は?

でももう聞けない。だって智明が真実を知る道を断ち切ったのだから。


その日は千影はもう我慢できなかった。

慎二に言った。

「もう、いい加減にして、このままどうするの?ずっと不倫つづけるん?

この先、どうなるの?」

「あと5年もしたら61歳の年寄りやん。由香里は32歳。そんなのいつまでも続くの?」

慎二は何も言わなかった。

「今の旦那の姿が5年後の自分の姿なんよ。わかってるの? 結婚までしてるのにもう違う人が

できたら平気で騙してるんよ。心痛んだら騙されへんでしょ。それを

普通に騙してるんよ。信じられへんわ。」(千影)

慎二はずっと下をむいてだまっていた。

「信じれるん?」

「別に」

「5年か10年したら捨てられたるんよ?わかっとん?」

しばらく慎二は黙っていたがポツリと言った。

「仕方なかった。」(慎二)

はー。それどうゆうこと?

もうやめてくれるん?

「待ってくれ」(慎二)

そう言うと布団をかぶって寝てしまった。


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