留守
千影は時々もう我慢ができなかった。不倫やめてといっても慎二は同じ土俵にたたないしどうしようもなくものにあたっていた。取りあえず手当たり次第慎二になげてみた。もちろん当たらないように。
からのハッポウシチロール:これは軽くて良かった。それでも気が治まらない。壁を蹴ってみた。:これは骨がおれそうに痛かった。慎二は2階から下に降りようとしていた。千影はそこにあった箱で買っていた豆乳が目に入った。思わず投げてしまった。
「あっ」(慎二)びっくりして声を出した。
豆乳は1階に落ち砕けちった。辺りにとびちった。
「何するんや。」(慎二)
千影の心の苦しさを思えば全く大した事なかった。が千影は慌てて雑巾を探してふきはじめた。そうなのだ。いくらジタバタしようが結局掃除するのは千影であった。たとえば気分悪くなり吐いてしまうとする。たとえば畳ならばそこを掃除するのは千影。気分が悪くなり洗面器使えばやっぱりそこを掃除するのも千影。掃除しながら千影は思った。
「これってなんなんやろ?前に進まないわ。気も晴れないし。」
今日は木曜日なので由香里といつものように会う日だった。
{千影が暴れているからあまりでにくい。何するかわからないから、どうしよう?}(慎二)から由香里
{今日主人が実家に帰ってるから、家にきてもらっても大丈夫よ。}(由香里)
千影は家にいるのがいたたまれなくなって気分転換にお花を買いに行った。
慎二は家に千影がいないことをいいことに
{今。千影がいないからでかけられる。いつものところにきて。}(慎二)
早々に千影が家にかえると慎二はもういなかった。もう出かけたん?
仕方なくお花を植えかえることにした。
夜、慎二がいい調子でかえってきた。その日は千影は我慢できなかった。
「どこいってたん?なんであっという間にいなくなるの?」(千影)
慎二はまた言ってるは、と無視しながらお風呂にはいっていった。
「文句言いにいってやる。」(千影)
そういうと家をとびだしていた。由香里のマンションのインターフォンを押した。
ならない。エラー。電源を切ってるのだ。由香里は千影を警戒してインターフォンの
電源を切ったり入れたりしているのだ。丁度人が入ってきたので一緒にはいった。
ドアの前に来るとチャイムを押してみた。鳴らない。
腹がたってきた。{ドンドン}「こんにちは、いるんでしょ。でてきて」(千影)
暫くノックしてみたがでてくる気配がなかったのでまた入口にもどった。
まあ無駄だけどインターフォンを何回か押していると気がつくと2人の男性がたっていた。
「あっ」(千影)由香里の旦那」と警備員だった。
「こんばんは」(千影)「なんですか?」不愛想に智明がいった。
「由香里さんに用事があるのでインターフォン押してるのですけど電源抜かれてるからでないのですけど?」(千影)「部屋まできてたでしょ」(智明)
「あなたが電源ぬくからつながらないんでしょ。上までいってでないからまたここでインターフォンならしているのですけれど?」(千影)
「インターフォンの調子がわるいんです。」(智明)「嘘をつかないでもらえます?電源抜いてるくせに」(千影)
智明は千影に圧倒された。
「おしりあいですか?」(警備員)「はい。会ったことがあります」(智明)
「この人が旦那さんとうちの奥さんが付き合ってるというのです。」(智明)
「そういうことだったら、私らはタッチしません。」そういうと警備員はさってしまった。
「ちょっと警察いきましょか?」(智明)「いいですよ」(千影)
そういうと由香里に電話をかけた。「もう警察いく。らちあかへんから。」(智明)
由香里は血の気がひいた。なんとか思いとどまらせようと言ってみたがだめだった。
「わかった。先生には連絡しておくわ。」(由香里)
「先生、ごめんなさい。奥さんがきて今主人と警察いきました。主人とめたのだけど警察にいきました。」(由香里)「今から迎えにいく。」(慎二)
一方、千影は由香里と話し合えるいい機会やわ。逃げてばっかりやから。そう思った。




