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真実の涙  作者: 千夏
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毛生え薬

慎二はやはり若くみえても由香里の父親の年齢。

由香里と対等でいるためには、若くいなければ、と涙ぐましいほど努力していた。

診察の合間には必死で歩き、日曜日にはテニスにいっていた。

若返りの本を読むと自分が若返った気がしていた。

気がつくと恐ろしいほどの若返りの本をよんでいた。

もしこんなことがなかったら千影は慎二を応援していた。

でも由香里の為やん。(千影)素直に応援できなかった。

慎二は髪の毛が薄かった。まあいわゆるおでこが広くなってきているタイプだった。

体重は細見で一見健康そうにみえた。

インターネットで毛生え薬を取り寄せていた。

時間があれば頭に塗っていた。


無駄なことして。それ何なん?そんなわけもわからないもの塗ったら体に悪いのに。(千影)

それに慎二は高脂血症であった。

祖母は慎二の体のことばかり心配していた。

「高脂血症って進行したらガンになるんじゃないの?ああ心配。千影さんだいじょうぶかな?」(祖母)

同じことを何度も何度もきいてきた。

千影も高脂血症であった。「お母さん。大丈夫。おいしいものばっかり食べているからそうなるの。」(千影)

「私もそうです。」(千影)「そうなの?なんんで?」(祖母)「お菓子の食べすぎです。」(千影)

祖母は笑って少し落ち着いた。しかしことあることに口癖のようになっていた。

千影は慎二にいってみた。

「もう。お母さん、高脂血症だったらガンになるかもしれないってそんな事ばかりいってるよ。ならないよね?」

(千影)

「高脂血症になるということはおいしいものばかり食べてるので糖尿病になりやすい。糖尿病になったらいろんな病気になりやすいのでがんになりやすい。だからなりやすい。」(慎二)

{はっ?千影は耳を疑った。それって人間みな兄弟っでこと?

人間の祖先はアダムとイブだから先祖をたどれば皆兄弟になる。

自分が週に3回もご馳走食べているからそうなるんでしょ?}千影は思った。


由香里は何であんなカッコいい旦那がいるのにこんなことをするんだろう。

おまけにとても地位に高い公務員。こんなに安定していることはないのに何でこんなひどいことをするんだろう?

2人で愛し合って信じあって家庭を作っていったらこんな幸せなことはないのに。

なんでそれが満足できないの?(千影)

 もともと性格が悪い由香里は、体で誘惑、何でも買ってくれて食べに連れて行ってくれて旦那にはばれない

 スポンサーを探していた。慎二ほどピッタリの人物はいなかった。

 「せんせいー。早く会いたい。早く抱いて欲しいです。」(由香里)


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