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その日
「おはようございます。」(千影)
とうとうその日はやってきた。従業員誰もいない。
千影はなんとかなるわと思い手のひらに文字を書いて舐めた。
もう無我夢中。
あっという間に1日がすぎた。
「ふー。」慎二はため息をついた。
なんとかなった。
慎二はほっとした。
もう気が気ではなかった。
由香里が心配しているから報告しておこう。
“なんとか無事終わった。大丈夫です。やれそうです。”(慎二から由香里)
“わー。よかったです。心配してました。まだまだ気を抜かずに頑張ってください。”(由香里)
由香里は小さく舌打ちをした。
次の日から新人が入ってきた。
1日できたならあとは同じ。1人ではないので千影は楽になった。
意外とできるんだ。千影は思った。
だんだん慣れてきた。




