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祖母の家
ピンポーン
「千影です。」
祖母がびっくりして戸を開けてくれた。
「どうしたの?」(祖母)
「慎二が帰ってこないんです。私1年ぐらい無視されてもうめちゃくちゃです。
女と一緒だと思います。」(千影)
「えー」(祖母)
「携帯かけても出ません」(千影)
「研究会いくって言ってたけど電話かけてみよか?」(祖母)
そういって電話をかけだした。
「でないね。」(祖母)そう言って何回かかけているうちに
「あっ。もしもし、今どこにいるの? うん。
女と一緒じゃないの?千影さんきてるよ
。そうなの?もしもし。もしもし。 もう切っちゃった。」(祖母)
「お母さんが女と一緒でしょといったから切ったのでしょ」(千影)
「もうどうしようもないね」祖母は呆れる様に言った。
千影は涙がでてきた。
ひどい。
「帰ってきたら聞いてみるから。」(祖母)
しばらく慎二が帰ってくるのを待っていたが
夕方になっても帰ってこないのであきらめて家に帰ることにした。




